20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 00:47:45.44 ID:iozZYKHy0
気分転換ホシュ。

男「難しいなぁ」
女「ん?どうかしたの?」
男「いや、考え事ってだけ。それもたぶん、すげー簡単なことなんだろうけど」
女「けど、っていうことは、つまり簡単じゃないのね」
男「まぁな。堂々巡りっていうか、どうしようもないっていうか……そもそも、難しいのか簡単なのかもよくわからん」
女「ふぅん。いいじゃない、たまにはそうやって考え抜くことも必要だと思うわ」
男「……うわぁ、救いの手もなしですかい」
女「難しいことを考えるの、好きじゃないもの」
男「え、それっておかしくね?オマエさっき何て言ったよ」
女「たまには考え抜くことが必要って言っただけ。好き好んで難しいことを考えろとは言ってない。でしょ?」
男「……相変わらず、なんていうか、冷めてるな」
女「……久しぶりに会えたっていうのに、仏頂面で唸ってる貴方も冷めてるんじゃない?ちょっとニュアンスは違うけど、ね」
男「う。あー……その」
女「何を考えてるのか知らないけど、久し振りに会えたんだもの。悩みなんてつまらないものより、貴方の日常と



かを聞きたいわ」
男「俺の日常?あのな、それこそつまんねーっつーに」
女「そう?私はこうして一緒に居られることがいちばん嬉しいから、そういう話がいちばん楽しいの。わかる?」
男「ッ……相変わらず、よくもまあ」
女「小難しい話はとりあえず横に転がしておいて、ね?私たちが離れてた時間、今から一緒に埋めましょう?」
男「あー、うー……オーケー、わかったわかった」
女「よし、そうと決まれば。 ほら、おいで。ひさまくらしてあげるから」
男「え?あ、ッと…………。 ……うぅ」
女「懐かしい重さ。変わってないわね……。 ――さて、悩む暇なんかあげないわよ。せっかく会えたんだから、ね?」

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最終更新:2007年01月30日 11:10