324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 23:19:18.74 ID:ccUcS1Yx0
ク「男、少し話がある」
男「どうした、クー」
ク「今まで一人の友人として男と接してきたが、気持ちに変化が生じている」
男「変化?どういうことだ?」
ク「鑑みるに、男を好きになりかけているようだ」
男「…はい?」
ク「つまり、友人という枠から一歩踏み込んで、会話や行動を共にする時の高揚感や、
 ある種の性的な興味、少々の独占欲を得つつあるということだ」
男「お、おい、そんなことさらっと言われても…」
ク「分かった、もう少し婉曲的な表現に直し…」
男「ああ、いや、そういうのはいいから。けど、何故だ?」
ク「きっと男が分け隔てなく優しい、真面目な男だからじゃないかと考えている」
男「考えている?」
ク「感情が先に立ったので整理がついているわけではないんだ。
 だから、好きになりかけているようだ、と言っている」
男「そう…か」
ク「それで、男としてはどうだ?私のことは好きか?」
男「え?あ…それは…」
ク「どうなんだ?」
男「…今まで友達として一緒だったから、急に聞かれても戸惑う」
ク「自然な反応だな」
男「すぐに答えを出せないのは男らしくないかもしれないが、一日だけ考える時間をくれ。
 クーも完全に好きという答えが出ていないなら、考える時間はいるだろ?」
ク「そうだな」
男「ごめんな。せっかく気持ちを打ち明けてくれたんだし、適当な気持ちで答えたくないんだ」
ク「…そうか。今の言葉で分かった。好きだ。私と付き合ってくれ、男」
男「お、おい…」

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最終更新:2006年09月13日 14:27