67名前:キャプテン(石川県):2007/04/28(土) 20:12:29.89 ID:UeBX1SQ80
食事も終わり、レストランから出る。
「あー美味しかったね、たまには外食も良いね」
「……ああ、そうだな」
クーは何やら機嫌が悪そうだ。
「どうしたの?」
「君がシェフの愛情のこもった料理を、喜んで食べていた事に嫉妬しただけだ」
「そ、そんな、愛情だなんて……ほら、シェフは男性かもしれないよ」
「確認しに行った、女性だったぞ」
途中で少しだけ席を外してたけど、そのためだったのか。
「クーよく聞いて、シェフの料理は確かに美味しいけど、一度食べれば満足してしまうんだ、
でもクーの料理は毎日食べたくなる、僕が一番欲しい愛情が込められているからね」
「男……そう言われると照れるな」
良かった、クーは機嫌が直ったようだ。
今度からシェフに女性がいない所にしよう。
ここにも、もう来れないな。
そう思いながらレストランの看板を見る――。
保守
最終更新:2007年05月04日 17:32