109名前:検非違使(アラバマ州):2007/04/29(日) 02:04:12.87 ID:xgRaf+mC0
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特に予定も無い休日。
そんな日は、大抵幼馴染の彼女が遊びにくる。
小さい頃、彼女が一家揃って隣に越してきた時からずっと。成人した今になっても。

男「暇だなー」
クー「そうか? 私は私で充実しているが」
男「んー、何かやってんのー?」
クー「君を見ているな」
男「……それだけ?」
クー「ああ。それだけで充分に楽しめる」

男「見てて飽きない?」
クー「いいや。全く」
男「俺も見てようかな」
クー「好きなだけ見るといい……何故寝そべる」
男「スカートの隙間から白い三角地帯を見て癒されようかな、と」
クー「それでは不公平だな。君はジャージを脱げ」
男「だが断る」
クー「じゃあ駄目だな」

男「んー、人のPCで何してんだー?」
クー「何となく履歴を見ているだけだ」
男「おいおいー、勘弁してくれよー」
クー「もっと恥ずかしい物を見られてるんだ。今更気にするな」
男「確かに寝小便した布団とか見られてるけどよ、それでも恥ずかしいぞ」
クー「中一の頃、エロ本を拾う瞬間も目撃したしな」
男「……見てたの?」
クー「ああ」

110名前:検非違使(アラバマ州):2007/04/29(日) 02:04:33.26 ID:xgRaf+mC0
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男「あー、暇だなー」
クー「暇で結構。平和なのはいい事だ」
男「確かになー」
クー「理解してくれて何よりだ」
男「……」
クー「……」
男「……結婚しようか」
クー「いいぞ」
男「……」
クー「……」
男「冗談だ」
クー「そうか。残念だ」

男「そもそもさー、付き合ってもいないのに結婚ってのもさー」
クー「ここでひとつ、いい事を教えてあげよう」
男「なに?」
クー「君の家族と私の家族、全員が私達は付き合っていると思ってるぞ」
男「……マジかよ」
クー「残念ながら本当だ。それで、昨日両親から渡された物があるんだ」
男「まさか……婚姻届とか?」
クー「よく分かったな。君の所以外は記入済みだが……どうする?」
男「……お前はいいのかよ?」
クー「君の事を愛しているからな。全く問題ない」
男「…………」


111名前:検非違使(アラバマ州):2007/04/29(日) 02:04:56.04 ID:xgRaf+mC0
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クー「で、君はどうなんだ?」
男「その、互いの事知り過ぎてるっつーか……余りに長く一緒にいすぎたっつーか……」
クー「こう考えてみろ。『最初から結婚していたんだ』と」
男「親指立てながら言われましても」
クー「気にするな。で、君は私の事をどう思ってるんだ?」
男「んーとなー」
クー「ああ、私をオナぺにした事は知ってるから言わなくていいぞ。それはお互い様だしな」
男「親指を変な所から出されましても」

男「……本当に俺でいいの?」
クー「愛していると言っただろう?」
男「それじゃ、末永く宜しくお願いします」
クー「いえいえこちらこそ」


そんなあるあ……ねーよな話。



前の投下から一ヶ月経ってないのに何かめっちゃ久々に素クスレで書いた希ガス。

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最終更新:2007年05月03日 19:27