構築
1.構築手順
Zabbix4.0の公式ドキュメントを参照すると良い。
CentOSの場合にZabbix4.0を入れる場合は
こちら。
大まかな流れは以下。
<Zabbixサーバー>
- パッケージ(zabbix-server-pgsql,zabbix-proxy-pgsql,zabbix-web-pgsql)のインストール
- セキュリティやFirewall設定
- PostgreSQLインストール
- 設定ファイル編集とzabbix-serverサービス起動
<監視対象のサーバー>
- パッケージ(zabbix_agentd)のインストール
2.設定ファイル
■サーバ側の設定ファイル
/etc/zabbix/zabbix_server.conf
■エージェント側(監視対象)の設定ファイル
/etc/zabbix/zabbix_agentd.conf
ダッシュボード(GUI)操作
GUIで以下の情報をセットすることで、様々な条件の内容を監視することができる。
ホストグループ |
複数のホストをグループ化したもの |
ホスト |
監視対象のデバイス |
テンプレート |
アイテムやトリガー等、監視条件をテンプレートとしてまとめたもの |
アイテム |
監視項目のこと |
トリガー |
監視項目で取得したデータを評価する条件。xxx以上の値だったら異常と見なす等 |
アクション |
監視トリガーを契機として、Zabbix側に処理させる内容 |
※詳しい内容はZabbixの公式ドキュメントを見た方が良いが、上ぐらいを認識しておけば、さわりとしてはOK。
独自の監視項目を設定する方法
zabbix_agentd.confファイルの中で
include=任意の設定ファイルのパス.conf
とする。そのconfファイルの中で
UserParameter=項目名,値の取得方法(実行するスクリプト等。echo等で返す)
を記載すると良い。
監視項目の値が取れるかをCLIベースで確認する。
エージェントの入ったサーバーから確認する。
zabbix_agentd -t "テスト"
Zabbixサーバーからエージェントの入ったサーバに確認する。
zabbix_get -s (エージェントの入ったサーバーのIP) -k (アイテム)
SNMP監視を実施する方法
1.ダッシュボードで対象機器のSNMP情報をアイテム等として登録する
2.SNMP Trap送信側の機器のSNMP設定
- ZabbixCLIで/usr/share/snmp/mibsにベンダーのMIBファイルを配置
- snmpwalkで確認
snmpwalk -v 2c -c xxxx 10.14.3.1 enterprises
- 特定のOIDを受信した際に指定したメッセージに変えたいなら、例として以下のようにする。
EVENT OverTemparature .1.3.6.1.4.1.2636.4.1.3 "pattern" Blue
FORMAT ZBXTRAP $aA OverTemperature trap signifies
3.SNMPtrapがうまくいったかの確認
/var/log/snmp/snmptt.logで受信しているか確認
IPMI監視を実施する方法
1.ダッシュボードで対象機器のIPMI情報をアイテム等として登録する。
2.ZabbixCLIでコマンドを投げ、どんな値が監視が監視可能かを確認。
ipmitool -I lanplus -H xxx.xxx.xxx.xxx -U ユーザ名 コマンド
※例:センサーの一覧を見たい場合はコマンド部分をsensor listする。
3.2で表示された項目群のうち、取得したい項目をアイテムに追加
最終更新:2020年12月28日 14:23