OSをisoイメージから手動で設定する場合には、
下記のような手順が必要だが、Vagrantを使う場合は割愛可能。
VirtualBoxのGUI単体でも仮想マシン起動は可能だが、vagrantを使用する場合は、コマンドラインベース(vagrant up)で起動する方が自然。
VM名決定 |
新規作成で名前を適当につける |
マシンスペック決定 |
CPU数を指定する |
メモリサイズを指定する |
ディスクの設定 |
仮想ハードディスクドライブを作成する |
VDIを選択 |
可変サイズを選択 |
ディスクのサイズを指定 |
OSイメージの指定 |
OSのイメージ(iso等)をダウンロードしてくる |
ストレージのコントローラSATAの所で、+ボタンを選択し、インストールイメージとしてダウンロードしたものを指定する。 |
ネットワークの設定 (アダプター) |
ホストからVMにSSH接続したい場合 |
NATにして、ポートフォワーディング設定を行い、任意のホストポートと宛先ポート22を指定する。VM側でSSHサービスを起動しておくこと |
VM間通信は必要としないが、外のネットワークには出たい場合 |
「メニューバー」→「ファイル」→「ホストネットワークマネージャー」においてIP指定してホストオンリーアダプターを作成した物を指定 |
ネットワーク設定の詳細解説
上の例は、1台のVMに完結して、パッケージ入れたりして使いたい典型パターンを記載したが、実際のネットワーク設定はVM間疎通やホストVM間の疎通をしたいかで種別を決める。
種別 |
VM<->VM |
VM->ホスト |
VM<-ホスト |
VM->ホストネットワーク |
VM<-ホストネットワーク |
NAT |
× |
◯ |
要ポートフォワード |
◯ |
要ポートフォワード |
NATネットワーク |
◯ |
◯ |
要ポートフォワード |
◯ |
要ポートフォワード |
内部ネットワーク |
◯ |
× |
× |
× |
× |
ホストオンリーアダプタ |
◯ |
◯ |
◯ |
× |
× |
ブリッジアダプタ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
※インターネット接続可能な種別を選んでいるのに接続できない場合は、
インタフェースがきちんとUP状態になっているか、名前解決がきちんと成功しているか(例:/etc/resolv.confの名前解決サーバーの指定)等も確認すること。
ホストとVM間のファイル共有
- ゲストOS起動後、デバイス=>Guest Additions CDイメージの挿入を実施
- mkdir /mnt/cdrom
- mount -r /dev/cdrom /mnt/cdrom
- cd /mnt/cdrom
- sh ./VBoxLinuxAdditions-x86.run all
2.ポートフォワーディングとWinSCPを利用する方法
- ネットワーク=>ポートフォワーディング=>22を許可する。
- WinSCPで「ホスト名:localhost」22を許可しておく。
※VirtualBoxは起動しておくこと。
3.VBoxsfを使う方法
ホストとVM間のクリップボードコピペ
Teraterm等の端末からSSHする
- ネットワーク=>ポートフォワーディング=>22を許可する。
- 該当仮想マシンでSSHサービスを起動しておく
プロキシのある環境で利用する場合
1.VirtualBox側のプロキシ設定を有効化する。
こちらのサイト参照。
2.インストールしたOSやアプリケーションに応じたプロキシ設定を行う
Redhat系:/etc/yum.confにプロキシ設定追加
Ubuntu系:/etc/apt/apt.confにプロキシ設定追加
ディスクサイズを途中で変更する場合
以下のコマンドを実行後、VM内でパーティションを変更する。
"C:¥Proguram Files¥Oracle¥Virtual Box¥VBoxManage.exe" modifyhd "vdiのパス" --reisize リサイズしたいサイズ[MB指定]
最終更新:2020年11月01日 18:23