テーブル名 | 説明 | 対応するチェーン |
filter | フィルタリングを実施する際に使う。-tを省略すると、自動的に-t filterとなるので、通常指定しない。 | INPUT OUTPUT FORWARD |
nat | nat,naptを利用する時に使用。 | PREROUTING POSTROUTING OUTPUT |
mangle | 特別なパケット変換の際に使用 | PREROUTING OUTPUT |
パラメータ | 引数 | 内容 |
t | NAT等 | テーブル名を指定。 |
A | INPUT(外から内部),OUTPUT(内部から外),FORWARDING(転送),独自チェイン等を値に取る | 追加先を指定 |
D | INPUT(外から内部),OUTPUT(内部から外),FORWARDING(転送),独自チェイン等を値に取る | 削除先を指定 |
R | INPUT(外から内部),OUTPUT(内部から外),FORWARDING(転送),独自チェイン等とルール番号を値に取る | 置き換え先を指定 |
N | ユーザ定義のチェイン名 | チェイン名を指定 |
L | 現在のiptable設定を一覧表示。 iptables -nvLはよく使うのでおさえておきたい(nが数値で表示、vがインタフェース名等も含み詳細に表示) ちなみにiptables-saveでこの設定を記憶しておくことができる)。 ただし、ここで表示されるiptable設定はPCを再起動すると無効になる。 PCを再起動後もiptable設定を有効にするには、etc/rc.d/init.d/iptables saveにて/etc/sysconfig/iptablesに設定を書き込む必要がある。 | |
F | チェインの全消去 | |
P | チェインのポリシーを指定したターゲットに設定 |
=(in)=> | ethX | <=(forwarding)=> | ethY | <=(in)= |
<=(out)= | =(out)=> |
オプション | 引数 | 内容 |
i/o | ppp0(インターネットとルータの口),eth0,eth1等を値に取る | パケットが入ってくる/出ていくインタフェースを指定 |
p | tcp tcp-flags等を値に取る | プロトコルを指定 |
m | --stateやlimit 等が有りがち(*)。 | 拡張モジュール関連の指定。 |
s/d | xxx.xxx.xxx.xxx/24等 | 送信元/送信先を指定 |
sport/dport | 80(http),443(ssl)等任意のport | 送信元/送信先ポートを指定 |
j | ACCEPT,DROP,REJECT,QUEUE,RETURN等 | パケットがマッチした時の動作を指定 |
v | インタフェースのiptableの設定状況も知りたい場合はこのオプションを使う |
ACCEPT | パケットを許可 |
DROP | パケットを破棄 |
REJECT | パケットを拒否 |
LOG | ログを記録 |
SNAT | natテーブルの場合、送信元のアドレスを変える |
DNAT | natテーブルの場合、送信先のアドレスを変える |
REDIRECT | パケットを自身のマシンにリダイレクトする。受信ポートの変更。 |