トップページ > コンテンツ > ネットワーク関連メモ > ネットワーク運用編 > サーバー関連 > 独自リポジトリサーバー

環境構築等において、常に同じパッケージ状態を維持するために、外部リポジトリではなく自前でリポジトリを用意することは良くあるので方法を記載しておく。

なお他サーバから参照できるようにするには、本設定とは別に
httpdの設定(httpd.confでListenの設定)やファイアウォール設定(Listenしているポートへのアクセスを許可する)等も必要となる。

<リポジトリ側>
1.独自フォルダを作成し、rpmファイルを格納する。
1個1個ダウンロードする場合 wgetやyumdownloader、yum.confでkeepcacheを有効にしておく等で取得。
リポジトリ丸ごと取得する場合 reposyncやrsyncやlftpを使う。

2.createrepoで独自フォルダを指定したリポジトリを作る。
 createrepoすると以下のような構成になる。

repodata createrepo時に生成されるフォルダ
|--repond.xml レポジトリーに関する他ファイルのインデクスファイル。リポジトリの情報が記載されている。
|--primary.xml.gz 名前やバージョンなどの主要なメタデータ情報を記載
|--filelists.xml.gz パッケージIDや名前、アーキテクチャ・バージョン・リリース情報など。ディレクトリリスト
|--other.xml.gz 変更データログ
|--groups.xml.gz グループインストールのための定義情報

<クライアント側>
1./etc/yum.repos.d/のrepoファイルで、baseurlで該当のフォルダを指定する。
 repoファイルの書き方についてはこちら参照。

■参考
最終更新:2021年06月27日 14:10