トップページ > コンテンツ > 画像処理関連 > エッジ強調 > Sobelフィルタ

空間1次微分を計算して、輪郭を抽出するフィルタ。そのため、1次微分に平滑化作用を持つ。
アナログ画像の場合、ある一定画素位置を右から微分しても、
左から微分しても同じ値であるが、離散データである
デジタル画像の場合、右の画素から見るか、左の画素から見るかでは
値が異なってしまう。
そこで、ソーベルフィルタでは

縦方向
-1 -2 -1
0 0 0
1 2 1

横方向
-1 0 1
-2 0 2
-1 0 1

と中心画素に対して重みづけを行うことによって、エッジを抽出している。
ソーベルの他にもLaplacian,Gausian,Marr-Hildrethオペレータなど、いろいろなフィルタが存在する。
確認はしていないが、
http://hooktail.org/computer/index.php?Sobel%A5%D5%A5%A3%A5%EB%A5%BF%A4%C7%A5%A8%A5%C3%A5%B8%C3%EA%BD%D0%A4%B9%A4%EB
Sobelの実装方法が出ているらしい。

参考文献:
{長山 格,赤松 則男,適応的2重しきい値処理による文字輪郭の高速抽出法とその実験的検討,
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理,Vol.J80-D-2, No.12(19971225) pp. 3127-3138}

最終更新:2011年04月05日 20:33