IPアドレスからMACアドレスを取得するためのプロトコル。
まず、ARPのリクエストをブロードキャストでなげ、IPアドレスに該当するPCが
ARP応答パケットとして返すことによってMACアドレスを取得できる。
取得したMACアドレスは、IPアドレスとひも付けされてARPテーブルとして
キャッシュされる。これは、ARP要求パケットのトラフィック増加を防ぐ
ためで、一時的に記憶することでむだな通信を防ぐ狙いがある。
ただし、IPアドレスとMACアドレスの対応は不変ではないので、
ある一定時間が経つと再度ARP要求をする必要が出てくる。
再度ARP要求を行わず、長時間ARPテーブルを保持した状態でいると、
IPアドレスと紐づけられたMACアドレスが実体と異なるような
問題が発生する恐れがある。
逆にMACアドレスからIPアドレスを取得するための
プロトコルはRARPと呼ばれる。
- L3のルータはブロードキャストを受け取っても転送しないので余計なパケットを減らせるのも利点。
- 仮に同じIPアドレスのものが2つあった場合は、最初に応答したPCのMACアドレスを通知する恐れ有。
H23年午前2問11ネットワークスペシャリスト試験
最終更新:2015年10月04日 12:42