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優先度の高いデータを優先して送ること。

実際にネットワーク上で設定する際には、ポートベースで優先度を決める等の優先制御や
パケットの種類(IPアドレス,ポート番号,VLANタグ,IPパケットのTOSフィールド等)ごとに
パケットの帯域を制御することで重要度の高いパケットの帯域を確保し、
重要度の低いパケットの帯域を制限すると
いった帯域制御によって実現。

Qosのメリットとしては、後から届いた
優先度の高いパケットの送信遅延や破棄を防ぐことができるので、
リアルタイム性が高い動画配信や音声通話における利便性向上につながる。

尚、Qosの元々の意味は通信の品質を定量的にあわわすもので、
帯域速度・パケットの遅延時間やジッタ(信号の時間的なズレ)の量などを
示すものである。


通信を開始する前にネットワークに対して帯域などのリソースを要求し、
確保の状況に応じて通信を制御するトラフィック制御方式を
アドミッション制御と言う。

また、パケットの送出間隔を調整することで、トラフィックを平準化することをシェーピング、
トラフィックが規定された最大速度を超過しないか監視し、超過分のパケットを破棄するか優先度を下げる制御をポリシングという。

参照:
H23年午前2問題6ネットワークスペシャリスト試験
最終更新:2013年04月21日 20:51