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プログラムを作る指針として、変数はあちこちで使わない方がいい。
入り口と出口を設けて、内部の様子をブラックボックス化することを
カプセル化というが、これによりエラーの原因がどこであるかを
特定するのに役立つ。

内部から隠蔽するときにはprivateをつける。
privateになっているということはそのフィールドの所有権を持つということにもなる。
他のクラスの所有物に操作を施すには、そのクラスに頼む必要があり、
そこで必要になるのが、アクセスメソッドのgetterとsetterになる。

所有権を持つクラスClassA

ClassA {
   private int x;
   void setX(int x) {
       this.x = x;
   }
   int getX() {
       return x; // return this.x としても同じ
   }
}

これにより、setX()で入っている値を設定でき、getX()でxの値を取ることが
できる。return文はあくまで単にxを返すだけで、xの値へ影響を与えることがない。
参考:return文について

最終更新:2011年04月02日 13:18