第4正規形(4NF)とは
- 第3正規形である。
- 非キー属性集合からの多値従属性がないこと。
概要
A->->B|C (Aが定まると、BもCも複数に定まる)
を
A->->B,A->->Cに分解する形。
なお、関数従属性FD X->Yは、多値従属性MVD X->->Yでもあるという関係性から、
4NFはBCNFを常に満たした状態になっている。
その他
第5正規形の特殊版と理解するとイメージしやすくなる。
第5正規形は3つ以上のリレーションに分けることができるが、第4正規系は2つの分割のみである。
第4正規形(4NF)の正規化例
第3正規形
名前 |
持っている参考書 |
好きな教科 |
太郎 |
国語 |
英語 |
太郎 |
国語 |
数学 |
太郎 |
英語 |
英語 |
太郎 |
英語 |
数学 |
次郎 |
… |
… |
一例として、太郎さんが「国語」「英語」の参考書を持っていて、好きな教科が「英語」「数学」だとする。
ここで名前をA、持っている参考書をB、好きな教科をCとすると、Aが決まると複数個のBと複数個のCが定まることになる。
第4正規形
に分解する。
最終更新:2023年07月30日 22:38