製造間接費差異を予算差異と操業度差異に分解する

予算差異とは予定していた予算許容額と実際発生額の差額のことを指す。
よって、
予算差異=年間製造間接費の固定費/12ヶ月+年間製造間接費の変動費/予定作業時間*実際作業時間-実際に発生した製造間接費
となる。

操業度差異とは予定していた作業時間と実際の作業時間を比較して、
きちんと生産設備等を活用していたかを図るものである。
よって、固定費のみを考慮し、
操業度差異=固定費率*(実際作業時間-予定作業時間)
          =(固定費予算額/予定作業時間)*(実際作業時間-予定作業時間)
となる。

尚、
有利差異(予定の方が費用を多く見積もっていた)場合は貸方差異、
不利差異(予定の方が費用を小さく見積もっていた)場合は借方差異となる。
最終更新:2011年03月21日 14:58