トップページ > コンテンツ > ネットワーク関連メモ > 用語解説 > 3ウェイハンドシェイク

TCPでコネクションを確立する手段のこと。
クライアントから同期(synchronize)を取るためのSYNパケットを送り、
サーバーからACK(Acknowledge)とSYNを返し、
クライアントからACKを返すという3つの段階を踏むので3ウェイ。

パケットのシーケンス番号例は以下の通りとなる。
順序 パケット パケットの送信方向 シーケンス番号 確認応答番号 備考
1 SYN クライアントからサーバ 11111 なし
2 SYN/ACK サーバからクライアント 22222 11112 クライアントはESTABLISHEDの状態になる
3 ACK クライアントからサーバ 11112 22223 サーバはESTABLISHEDの状態になる

3ウェイハンドシェイクにおける確認応答番号はシーケンス番号+1となり、
その後通信が確率してからは確認応答番号はシーケンス番号+データ量となる。

レイヤ3でのシステム稼働状況の監視方法はping等による応答判断だが、
レイヤ4でのシステム稼働状況の監視方法は、
上記のような形で監視対象のポートに対して、コネクションの接続を試みることで
判断する。

参照:
H21年午後1問題3ネットワークスペシャリスト試験
H23年午前2問題12ネットワークスペシャリスト試験
最終更新:2015年10月15日 23:17