ひとまず私は 背が標準位の私でも少し大きいと感じる大きさの机について、鞄に入れて来た筆箱、下敷き、連絡袋、あゆみを机の中に閉まった。
そして一段落ついて周りを見回してみて、気付いた事は──・・
──知り合いが居ない
と言う重要な事だった。
いや、冗談抜きで、一人も居ないのだ。
そりゃあ小学校の時にクラスが一緒になった事のある男子や、偶然委員会が同じでふたことみこと喋った事のある女子は数人いる。
しかし、友達と呼べるような人は一人も居ない。
──もしかしてこのクラス分け、仕組んでますか?
と言うぐらい本当にいない。
別に、私は友達が少ないわけではない。特別親しいのは家も近いし由美と茜だが、その他にも友達は指と足を使っても全然数えきれないぐらいちゃんといる。
大体性格も明るい方だと思うし、特に非行などにも走っていないし、友達とクラスを一緒にしてもらえない様な理由は無いと思うのだが・・・
ハァ・・・何で・・・・・。
私は、ついさっきまで十分エンジョイ出来そうな予感でいっぱいだった中2の学校生活に、そこはかとない不安をいだきまくりながら溜め息をついた。
そりゃぁ、永代君と同じクラスだとわかった時は「嗚呼 神様、ありがとう・・」と思ったぐらいのものだが、今では「嗚呼 神様、私何かしましたか・・?」と問う事しか出来ない。
というか、由美と茜は今年も同じクラスだったのに・・。って、もしかしてあの2人これで8年間一緒なわけ?それはちょっと偶ぜ・・
「あの・・・、さっき靴箱にいた方・・・・ですよね?」
そんな事を思っていた時、私は初めて七瀬と出会ったのだ。
最終更新:2007年12月15日 16:13