★飯盒の炊き方★
【飯盒で炊く準備】
米を研ぎ水を入れ、上蓋をします。炊飯に中蓋は使用しません。
1.お米を研いで水を入れたら、30分ぐらい浸しておきます。
水に浸すことで、お米に水が浸透して芯のないご飯に炊き上がります。
2.火にかけます。沸騰するまでは弱火で炊きます。
弱火とは炎が、飯盒の底からはみ出さない程度にします。
燃焼して薪が崩れると火が遠くなるので注意して。
沸騰は目で判断します。沸騰すると蒸気が出ます。湯が吹きこぼれる場合もあります。
蓋が持ち上がるようでしたら、蓋の上に石を乗せて密閉します。始めから石を乗せてしまうと、沸騰の見極めが難しくなります。
3.沸騰したら強火にします。薪をくべましょう。
強火とは、炎に飯盒が包まれるぐらいです。
4.火力を維持します。蓋に石を乗せていても、吹きこぼれます。激しく吹きこぼれますが心配しないで。吹きこぼれた湯が、薪に落ちて火力を落とします。薪をくべて火力を維持します。
薪をくべる時、一度に多量にくべると、薪に火がつくまで時間がかかります。少しずつ、くべ続けましょう。
5.炊き上がりは匂いで判断。吹きこぼれがなくなり、ご飯の焦げる匂いがしたら炊き上がりです。
お焦げご飯が嫌いな方、焦げの匂いが気になる方は、振動で炊き上がりを判断します。沸騰中に、割りばしを飯盒の蓋に当てると、グラグラと沸騰する振動が伝わってきます。この振動がなくなったら炊き上がりです。
6.蒸らして完成です。
火から下ろした飯盒を逆さまにして15〜30分ほど蒸らします。
蒸らしが終わるまでは絶対に蓋を開けないように。蒸気が逃げてふっくら仕上がらなくなります。
7.飯盒を元に戻し、いよいよ蓋を開けます。緊張の一瞬です。軽く混ぜてよそりましょう。
飯盒の中でご飯が冷めるとこびりつきます。残った場合も、ご飯が熱いうちに容器に移します。
8.手順は電気炊飯器で炊く場合と同じです。米と水を正確に量れば、意外と簡単に炊けるはずです。
弱火、強火の火力調整が難しければ、最初から最後まで中火で炊き上げてもいいです。中火とは炎が、飯盒の底からはみ出す程度です。火力は弱いより、強めのほうが失敗が少ないので、火力が安定しない場合は強めを意識しましょう。
9.芯がある、ベチャベチャなどもし失敗してしまったら
→飯盒で失敗したらを参照
最終更新:2010年08月25日 23:52