出典: 無用百科事典『数寄ペディア(Sukipedia)』
ウンコビッチ博士(ウンコビッチはかせ)は、日本トイレ協会が2005年日本国際博覧会(通称、愛・地球博)に出展したパビリオン、トイレ探検館の広告キャラクター。パビリオンで配布された資料「ウンコビッチ博士と行く!地球市民村トイレ探検館」に登場する。名前は、セルビア人の間に見られる姓「ウンコヴィッチ」に由来すると考えられる。
前述の配布資料によると、ウンコビッチ博士の特技は「トイレの大切さを世界中の子ども達に教えること」、住所は「ヨーデル星」となっている。博士の図の左に、ヨーデル星から軌跡を描いて宇宙空間を飛行する「ウンコロ号」の図が描かれていることから、これに乗って、地球に飛来したものと思われる。また、別の場面では、ウンコロ号で下水道を探検している。
資料には博士のほかに、「プリットニーちゃん」と「ウンコロ犬」も登場する。プリットニーちゃんは、特技が「美容のために毎朝特大のうんこをすること」、住所が「地球市民村」、ウンコロ犬は、特技が「あらゆるうんこをかぎわけること」、住所が「日本」と記されている。
トイレや排泄行為に対する子どもたちの偏見を取り除こうとする日本トイレ協会の意図から、一般に公の場で忌避される糞を前面に打ち出した珍しい資料になっている。この資料の企画・デザイン編集を担当した伊橋冬子は、日本トイレ協会のメンバーである。