3-329 正義のスーパーガール レイプ魔をお仕置き

「あら、あら、やっと見つけたわ。
 あなたが新聞を騒がせているレイプ魔さんかしら?」

 真夜中の公園で、泣きじゃくる少女にまたがったまま、男が振りむいた。

「ス、ス、スーパーガール!!」

「はじめまして。」

 青いトップと赤いスカートのスーパーガール。
 男は恐怖のあまり足がすくみ、逃げようとしたが立ち上がれない。

「あなたのおろかな行為も、今日でおしまいね。」

 いつの間に回りこんだのか、彼女は男の後ろにいた。
 スーパーガールは男の頭に手を置き、そのまま頭を鷲づかみにして、力任せに振り向かせる。

「警察に突き出しても、何年かすると出所し再犯を繰り返す。
 こういう性癖って矯正不能なの。だからレイプ魔はいつまでたってもレイプ魔。
 暴力で女性を征服することを快感として記憶した『脳』が悪いのよ。」

 彼女から『脳』と言う単語を聞いた男は、
 逃れようと頭を動かそうとしたが、
 がっちりと固定された頭は全く動かすことができない。

「それだけは、、、や、や、やめてくれ」

 スーパーガールは、昼間のナシの伐採を思い出した。
 彼女が掴んだ幹には、メリ、メリッ、、と簡単に指が食い込んだ。
 
 もう少し力を込めれば、男を少女から引き剥がせば、全ては終わる。
 指は頭蓋骨にめり込むだろう。
 性癖の記憶も永久に消える。 
 警察には少女を助けるための緊急避難でしたと言えば良い。

「この国の法律では、レイプ、強姦って2年以上の懲役って決められているのよ。
 軽すぎるでしょ?
 ナイフを突きつけて、財布を奪うと強盗だから5年以上。
 同じようにナイフを突きつけて、尊厳を踏みつけ強姦すると2年以上。」

 と言うと彼女は、かわいい、かわいいするように、男の頭をやさしくなぜた。

「たた、の、命だけは、、、」

 彼女は、何かを思いついたのか、男を両腕で抱きかかえたまま、漆黒の大空に飛び去った。



 高度1500メートルの上空。
 男は何が起こったのか分からない。
 ただここで彼女が自分を開放すれば、命がないと言うこと以外は。

「刑務所くらいでは矯正できない脳だけど、強烈な快感の記憶を刷り込めば、、」

 と言いながら、彼女は右手で男のペニスを握った。

「いた、いい、痛い、痛い、、、、潰れる、、、」 

 といいながら、両手でペニスに巻きついた指を引き剥がそうとした。

「あらそんなことして、いいのかしら? ほらっ!」
 
 男を抱き抱えていた左手を離す。

 上空1500メートルで男を支えてるのは、ペニスを握る右手だけになった。

「いや、離さないで、、」

「安心してね。でも千切れないか心配だわ。」

 彼女は、尖らせた口からペニスの根元にフゥーと息を吹き付けると、
 その部分にペリメリメリパリッと氷が張りついた。
 これで千切れるおそれはなくなった。

「じゃあ、やるわよ。」

 スーパーガールは、握り締めたまま右手を上下に揺すった。
 男の全体重がペニスにぶら下がった状態での手コキ。
 最初はゆっくり、だんだん早くなる、、、
 彼女にとって男の体重など羽毛くらいにしか感じない。
 
 ゲシ、ゲシ、ゲシ、ゲシャ、、、

 ものすごい速さ、、彼女の手はかすんで見えない。
 
 ペニスへの強烈な刺激は、中枢神経の奥底からの快感となり、全身を貫いた。
 空前の射精運動が精液を押し出すが、スーパーガールの握力がそれをはばむ。

 やがて、男はピクリとも動かなくなった。

 彼女は男を総合病院に運び姿を消した。

 代償はあまりにも大きかった。
 頚椎と脊髄が数箇所損傷し、
 上肢・下肢の関節はほぼ全てが脱臼または亜脱臼、
 陰茎も完全に欠損した。

 彼女の思惑どおり、彼の脳からレイプ欲求の性癖は消えた。
 その代わりにドMの性癖が深く刻み込まれた。

(おしまい)

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最終更新:2010年07月15日 23:13
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