以下は、平沢進の歌詞をどうにかして解読するスレ2ループ目から引用
- 627 :Track No.774:2011/04/22(金) 15:14:48.96
- ウエストキャバレーって何について歌ったのか教えてください。
- 628 :Track No.774:2011/04/23(土) 13:22:04.48
- >>627
まず627は何の歌だと思うの?
正解なんてだれもわかんないんだから考えるしかねぇべさ。
ちなみに自分は「音楽産業廃棄物」の中の平沢ソング
論理空軍→空軍、回収船→海軍、MOONPLANTⅡ→月基地の流れで
ウエストキャバレーは陸軍ぽいと考えてる- 629 :Track No.774:2011/04/28(木) 04:33:40.44
- そもそもカタカナ書きなせいで
タイトルの日本語訳の意味を分かっているかどうか?
…という辺りからちょっと危なっかしい感じなので
こちらの考えを出すにもどの辺から書けば良いのか…
とりあえず「倫理の悲劇」=しつこいくらいに繰り返される「ショー」
で、悲劇と言うと(今監督の「パプリカ」でもネタになっていた)
オイディプスが思い浮かぶのでものすごく不穏な歌に聞こえる
聴き方によっては全く逆の明るい歌のようにも受け取れるだろうなと思うけど
自分の場合はファルセットやティンパニ連打のせいで「仕事場はタブー」に似た
ゴリゴリ煽り立てる狂騒的なイメージの方に振れる感じ- 630 :Track No.774:2011/04/28(木) 11:30:59.65
- 628っす。
waste=ごみ、無駄、廃棄物
cabaret=ショーを見せる酒場(元々は社会風刺を含んだ歌や寸劇を見せた場所)でおk?
自分は「ショー」=ショービジネス化されたヤラセの戦争を指してると思った。
他方で、廃棄物を見せるショーということだと、この頃のP-MODEL自体を指しているとも考えられる。
この場合の「ショー」は音楽産業との決別と全面対決かな。
オフィスから小銃乱射してるのは「業界」で
それに個人として立ち向かうのは至難。変異体は瀕死になる。
しかしゴミ箱から現れる廃棄物=自分たちの音楽とインターネットという新手法で
戦い(ショー)を挑んでいく。- 631 :Track No.774:2011/04/28(木) 21:06:43.70
- 隣人よ さあ舞台へ
という辺り、連帯ではないにしても
敵ではない相手への呼びかけな雰囲気かもなあ
おめーらもやってみりゃいいじゃないのさ、
というのはおっさん的に良くあるパターンでもあるし- 632 :Track No.774:2011/04/29(金) 10:51:08.58
- >>631
あー私もそんなかんじに思ってました。
他のミュージシャンに対して、「俺たちに続け!」というような。
となると「本名」は、業界で作られた「芸名」、
転じて業界によって一方的に作られたアーティストイメージを捨てて
個人としての活動を他のアーティストに勧めているともとれるね。- 633 :Track No.774:2011/05/03(火) 20:10:23.70
- 隣人って言うとナースカフェのような
隣人を愛せよのイメージがあるな- 634 :Track No.774:2011/05/03(火) 20:41:34.77
- 音廃の解説にもwaste cabareはナースカフェの続編のようだ
みたいなことが書いてあった気が。- 635 :Track No.774:2011/05/04(水) 11:51:03.21
- 音廃の解説って音廃本?該当部分わからない・・・
あらためて音廃本読み返してみると面白いね
「この業界は爆撃じゃあ!」に吹いたw
音廃本の解説を踏まえると、
waste cabaretが「逸脱者」に対して価値を与える場所となると
nurse cafeの続編だっていうのに納得です。
となると「隣人」は「逸脱者又は逸脱者予備軍」になるかな。
以下は、平沢進の歌詞をどうにかして解読するスレ3ループ目から引用
- 516 :Track No.774:2013/09/01(日) 18:00:56.28
- waste cabaretってレコード会社批判の歌なんだ
- 518 :Track No.774:2013/09/01(日) 23:11:35.62
- 音楽産業廃棄物ってアルバム全体に言えることだけど
「私たちは新しい世界(よりカオスな世界)へ清々しく旅立ちます、ギョーカイさんさようなら。
いつまでも古い世界(規範に縛られた世界)にいるんならあとは衰退するなりなんなり勝手にどうぞ」
っていうように、対立相手を批判したり、直接攻撃するんじゃなくて
あくまで自分の内部の問題として処理してると思う。
(それも一つの批判の仕方と言われればそれまでだが)
で、Wast Cabaretは前スレにも出てたけどいわば「ナース・カフェ」の続編だと。
解説では「日常にある雑多な逸脱とか狂気とかが価値を得るような場所」って表現されてる。
「倫理の警報ではじまる悲劇」が
雑多な逸脱や狂気を取り締まって規範に従わせようとすることで、
「本名」が「規範や特定の尺度を優先して生活するために追いやってきたもの。その人自身」だとすると
(逸脱や狂気=Wast=Dust=廃棄物=本名?)
この曲はいつまでも規範にとらわれて雁字搦めになってるレコード会社批判、
と言うよりも「隣人(どこにでもいる普通の人)」に対して
「(新しい世界に)一緒に行きませんか?」と誘っている面が強いんじゃないかな。- 519 :Track No.774:2013/09/03(火) 05:48:00.47
- でもそういう隣人がやって来たら、カオスな新しい世界は古い倫理でがんじがらめのようなw
おっと、こういう曲はまだなかったっけ?- 520 :Track No.774:2013/09/03(火) 11:22:31.41
- 古い論理から逸脱しなきゃ新しい世界には行けないと思う