狼座
ケンタウロスに槍で貫かれる狼の姿を現した星座。
主に南半球で見ることができる南天の星座だが、6月頃であれば南の地平線でも見ることができる。そのため、夏の星座に数えられることも。
神話ではアルカディアの王様リュカオンが、大神ゼウス様に牛肉と偽って人間の赤子の肉を食べさせた。それに怒ったゼウス様がリュカオンを狼の姿に変えたという。
因みにこのリュカオンの子供も、ゼウス様に人間の子供の肉を使ってもてなして怒りを買っている。親は子を見て育つのだ。
そんな彼は、昔ケンタウロス座の一部として見なされていた。夏至の遅い日暮れの南地平線の近くにある、2、3等星で作られる星座が、狼座だ。ケンタウロス座の槍の先に頭が来る。
最終更新:2017年10月08日 20:56