否定詞

 否定詞には“ni”“nï”がある。“ni ~”“~ではない”“~ n~が無い”を表わす。

 “ni”は否定するものの直前に位置する。文全体を否定する際には動詞または助動詞の直前に置く。動詞・助動詞のどちらの直前に置くかによって大きくニュアンスが異なる場合もあるので留意されたい。また、これを文の最後に置いて反語的な否定表現とする用法もある。

 “nï”は否定するものの直後に位置する。これを文の先頭に置いて文全体を否定する用法もある。


 例1)Ja ba [[ket]]. → Ja ni ba ket.
    私は猫だ。   私は猫ではない。

 例2)Ja ba ket. → Ja ba ni ket.
    私は猫だ。   私は猫ではない。(猫以外の何かである。)

 例3)Ja ba ket. → Ja ba ket ni.
    私は猫だ。   私は猫ではない。(私は猫なのか? いや、そうではない。)

 例4)Ket ke ti [[liav]]. → Ket nï ke ti liav.
    あそこに猫がいる。 あそこに猫はいない。(あそこに零匹の猫がいる。)




最終更新:2009年11月29日 04:16