2009年春 授業 簡易まとめ。
金2 自然言語処理論
第一回授業
人間の言語習得方法。
+乳幼児→単語から。
+中学生(英語等)→文法から
「理解」について
+言葉が「わかる」という事を言語的に簡単に分類してみる
(1)ある分がおかしい(文法的あるいは意味的に間違っている)
(2)1つの文が複数の意味を持つ(一通りの意味に決定出来ず、曖昧性がある。)
(3)複数の文が同じ意味を持つ。
+コンピュータから見た「理解」の深さのレベル
(1)形態素解析によって文に含まれる語を品詞ごとに把握する
(2)構文解析によって文の構造を理解する。
(3)単語レベルの意味処理を行って各単語のもつ意味を矛盾無く理解する。
(4)1つの文を処理してひとまとまりの意味表現をエル。
(5)いくつかの文を処理して全体を通じての意味(文脈)を理解する。
+上記の(3)と(4)は一文内の処理としてまとめる事もできるが処理上は2つのフェーズと考えられる
+理解に必要な知識
(1)単語の品詞
(2)文法的知識
(3)各単語に付随する意味
(4)動詞等の 格フレーム
(5)段落レベルでの全体のトピック決定。文と文との意味的間接、照応、省略の解析
(6)高度な知識に基づいた深い推論
+文の構造の理解
日本語や英語の構造を解析するのに必要なステップ
(1)文を構成する単語を品詞別に切り出すこと(形態素解析)
(2)単語の品詞の並びが文法に合っているか否かのチェック
(3)主部ー述部関係、修飾ー被修飾の関係、文の形(平叙文、疑問文など)の抽出。
最終更新:2009年04月11日 09:56