「ケンタウロス(蛮族PC)の運用について」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
この記事では、バルバロスブックで追加されたライダー技能と密接な関係を持つ新種族、ケンタウロスについて考察します。
ケンタウロスの詳細なデータについては、バルバロスブックを確認してください。
能力値の傾向
器用度 | 敏捷度 | 筋力 | 生命力 | 知力 | 精神力 |
---|---|---|---|---|---|
高い | やや低い | やや高い | やや高い | やや低い | 普通 |
種族特徴の概要
[半馬半人]
格闘武器〈蹄〉を持ちます。「用法:1H#」で威力は他の格闘武器とほぼ変わらず、性能として特徴的な部分はありません。
移動力は敏捷度の2倍になります。
すべての騎獣に騎乗することができません。ただし搭載状態になること、【遠隔指示】によって騎獣を操作することは可能です。
また、[部位:足]の装飾品枠が無く、代わりに[部位:胴/腰]が1つ追加されます。
※[部位:その他]や〈ディスプレイサー・ガジェット〉を使用することで、[部位:足]にの装飾品を装備することは可能だと思われます。
[馬人の武術]
戦闘中、胴体から上は常に騎乗しているものとして扱われます。これにより、【高所攻撃】等の騎芸、〈ノーマルランス〉等の武器やアイテムの効果を受けることができるようになります。
(「胴体から上」がどういう意味を持つのかははっきりと書かれていませんが、一説として「〈蹄〉や〈キック〉、〈尻尾〉での攻撃を行うことができる。ただしそれらには【高所攻撃】等は適用されない」というものがあります)
ただし、効果を受けることができる騎芸は一部に限られ、また【遠隔指示】によって騎獣を扱っている間は、すべての騎芸は自身に適用されません。
レベル6になると種族特徴が強化され、キャラクター1人を同乗状態として自身に乗せることができるようになります。
レベル11になると、足場が悪いことによるペナルティ修正の効果を半減できます。
※その他
グラップラー技能を取得できません。
なお、現時点ではケンタウロスがライダー技能をLV16以上にしても、何らルール的なメリットがありません。今後のサプリメント等でサポートされる可能性があります。
大まかな特徴
ケンタウロスの最大の特徴は、騎獣に騎乗せずに騎乗中と同等の効果を受けることができることです。
これにより、騎獣に一切の投資を行わずに騎芸の効果を得ることができます。これは騎獣それ自体や装備等の購入費を節約できるのみならず、ライダー技能の成長を最低限に抑えても、騎獣が倒されて戦闘能力が落ちる心配がなくなります。
加えて、【探索指令】を使用することができるため、騎獣が入れないような狭い場所でも探索判定等を行うことができます(ケンタウロスは比較的大柄なので、そこで引っかかる可能性は否定できませんが)。
また、(明確にそういった記述がある訳ではありませんが、サンプルキャラクターの「ケンタウロスの槍騎兵」が武器と盾を装備していること、効果を受けられる騎芸の一覧に【人馬一体】が存在しないことから推測されることには)初期作成の状態から両手を使用することができます。2H武器や《両手利き》での二刀流型、武器と盾の同時装備等が可能です。
器用度、筋力、生命力が高いため、ファイター技能との適性がかなり高いと言えます。
フェンサー技能は攻撃面だけを見れば悪くはありませんが、敏捷度が低く、【攻撃阻害】の効果は受けられるものの、【ドラゴンインファント】【エレファント】等の回避力を上げることができる騎獣に乗ることもできないため、防御面でかなり不安があります。
シューター技能は、特に非マギシューの場合【高所攻撃】を活かすことができるため良相性です。ただ、使用できる【威嚇】【チャージ】等の騎芸は接敵することで効果を受けられるもので、それらを活用することができません。
魔法使い系技能については、知力こそ低めなものの、精神力は生まれによってはボーナス3、4を十分に狙えるため、適性は低くありません。ただし、【バランス】を使用することができない点には注意してください。
ライダー技能を活かしたビルドの例
・チャージファイター型
移動力が高いため、【チャージ】の効果を大きく受けることができます。
また、初期作成時点で騎乗中に2H武器を装備することができるため、LV3で《薙ぎ払いI》を使用することができます。
・全力二刀ファイター型
ライダー技能は序盤は【高所攻撃】を取得するのみに留め、ファイター技能1本に絞って成長させることで、防御力の不安を解消することができます。
ライダーをLV5にすることで、【獅子奮迅】を使用して3回《全力攻撃I/II》の乗った近接攻撃を行うことができます。