247 名前:健夏01[] 投稿日:2009/08/17(月) 23:51:34 ID:74S1KadV
以下健夏。まあ読んでくれたら猛烈に嬉しい。>>245の者です



「あのぅ…夏希先輩…」

僕こと小磯健二は、目の前にいる仮彼女である篠原夏希に恐る恐る声を掛けた。
真っ昼間で縁側に座っているなら話は別だが、今は夜中だし、しかも同じ蚊帳の中で二人で布団に横たわっているという事実が非常にまずい。
いくら草食系男子日本代表(数学オリンピックは日本代表なりそこね)とはいえ、健二も高校2年生の健全な男子だ。
1つの布団に女性と、しかも学校のマドンナ級の美女と寝るとなると危ない妄想の1つや2つぐらいしたって普通だろう。健二は少し妄想しただけで鼻血が吹き出しそうになった。

「健二くん、どうかしたの?」

一方の夏希も夏希で、何ともないような顔であっけらかんとしている。
ここまであっさりしていると、かなり緊張している健二がおかしく見えるくらいだ。

「いや…、あの…、いきなり蚊帳に入ってきたからどうしたのかと思って…」

「だって健二くんと一緒に寝たかったんだもん」

上目遣いで甘えたような口調で喋る夏希は、やはりかなりの魅力を感じる。
真夜中で周りが暗いからばれなかったものの、健二の顔はきっと茹だこ状態に違いない。
健二はそのセリフだけで鼻血ものだが、何とか理性を保って冷静(なフリ)になる。

「じょっ…冗談はやめて下さい!」

「あははは!健二くんったら、本気にしちゃった?」

けらけらと笑う夏希を前に、健二はがっくりとうな垂れる。

(やっぱり嘘かよ…)

そんな落ち込む健二を尻目にけらけら笑い続けた夏希だが、急に健二の目を見据えてこう言った。

248 名前:健夏02[] 投稿日:2009/08/17(月) 23:53:19 ID:74S1KadV

「ねえ健二くん、……昼間に言ったことって、本当?」

「えぇ?」

健二は間抜けな声を出した後に、昼間に目の前の夏希に「大好き」なんて言ったことを思い出した。
確かに夏希は憧れであり、まあ恋焦がれている相手でもあるが、夏休みが終わったらもう縁はないと思っていた。

「答えて、健二くん。これを聞くために来たの。昼間だと、親戚のみんながいるし…」

夏希は健二の手首を彼女なりの精一杯の力で握り締め、もう一度健二の目をしっかりと見つめた。
昼間に言ったことは、健二の本当の気持ちであり、一切嘘偽りはなかった。
だが、ここで本当だと言ったって、夏希はきっと自分など見ていないだろう。
健二はやけにネガティブシンキングな思考回路になり始めた。

だがここで違うなどと答えることも健二には出来なかった。
根っからの正直者で、嘘は絶対に吐けない性質の健二は、夏樹の漆黒の瞳を見つめて、すこしの間をおいてこう言った。


249 名前:健夏03[] 投稿日:2009/08/17(月) 23:54:06 ID:74S1KadV

「好きです、大好きです。夏希先輩のことを、ずっと好きでした」

自分でも何を言っているか分からないくらい、すらすらと言葉が出た。
鼻血も出ず、赤面もせず、逆に健二が夏希の細い手首をしっかりと掴んで、夏希の目を見つめて言った。
夏希も夏希で、弱気な性質の健二がこんなにはっきりと自分に気持ちを伝えると思ってもいなかったらしい。
ぽかんとした顔で健二を見つめ、その後に逆に夏希が真っ赤になった。

「ほ…本当?」

「本当です、自分嘘吐けない性質なんで…」

佐久間にもよく指摘されるが、健二は嘘を吐くのが苦手、というより無理だ。
だけどその分、正直という長所でもある。

夏希は健二の目を潤んだ瞳で見上げ、「本当?」ともう一度聞いた。
昼間には強気な癖して、夜になると随分と弱気で女の子らしくなるんだなあ、と健二はまたそのギャップにときめいてしまうのだが。

「本当です!僕だけなんか恥ずかしいじゃないですか!夏希先輩はどうなんで…すか?」

やっぱり健二も健二で恥ずかしいらしく、お互い真っ赤な純情カップルは見つめあいながら「本当?」「本当です」という言い合いを繰り返した。
よく飽きないな、バカップルめ。

「健二くんは最初バイトの相手くらいにしか思ってなかったの。でも、どんどん好きになっちゃって…」

(かっ…可愛い……)

「いっ…今は大好きっていうかその…えっと…」

普段見せない弱気な態度の夏希のギャップに、健二は可愛いと思うばかり。
やけに潤んだ目、上昇した頬、白のワンピース、ワンピースに負けないくらい白い肌、うなじを伝う汗、か細い声……
夏希の可愛らしい一面に、健二は射抜かれるばかりであった。

「だっ…だからその…夏希って呼んで…?」

上目遣いで健二を見据えながら、夏希は可愛らしいおねだりをした。
これで頷かない男なんているのだろうか。

250 名前:健夏04[] 投稿日:2009/08/17(月) 23:54:51 ID:74S1KadV

「なっ…夏希」

「もう一回!」

「っ…夏希!」

健二はあたふたしながらも、しっかりとした声で夏希、と呼んだ。
それこそ恋人にかける様な、甘い包み込むような声で。

それからどれだけ経っただろうか。
甘ったるい新生バカップルは、「本当に好き?」「大好き」「私も健二くんが好き」なんて歯が浮くようなやり取りを続けている。
そんな最中に、夏希がこれまた甘い声で、


「キスして、健二くんから唇に」


と囁いて、薄い瞼を閉じた。

これまた途轍もなく可愛らしく、健二は危うく理性が吹っ飛びそうになったが、なんとか必死に堪えた。
目の前にいる夏希の肩を掴み、少しずつ引き寄せていく。


―――そして健二は夏希に、薄く「ちゅ」とキスをした。



251 名前:名無しさん@ピンキー[ ] 投稿日:2009/08/17(月) 23:55:08 ID:LIVMLbZr



252 名前:健夏05[] 投稿日:2009/08/17(月) 23:55:34 ID:74S1KadV
「もう一回」

夏希は真っ赤な顔で、健二に小首を傾げながらねだった。
健二も健二で、真っ赤な顔で要望に答える。

そうして何回薄いキスが繰り返されただろうか。
夏希の次なる要望が発せられた。

「もう少ししっかりしたキスして、今のじゃ薄すぎ」

初めてしたキスに要求されても困るんだけど…と健二が困っていると、夏希の顔がもうすぐ目の前にあった。
夏希に健二が組み敷かれているような体制である。

美少女が目の前にいるとなると、やはり緊張はする、が。
そんな緊張などしている暇は無かった。

夏希から健二に深いキスをしたのだ。
10秒…20秒…と刻々と時間は過ぎていく。健二にとっては1時間にも2時間にも感じられた。
そんな短い時間の中で、健二の中で何かが吹っ切れた気がした。

「僕だって男なんですよ?」

組み敷かれていた状態から逆転し、今度は健二が夏希を組み敷く形になった。
いくら弱弱しいとはいえ、一応男子高校生。力はあります。

「やっ、もう健二くんったら~」

夏希はいつもの調子で健二をからかう。
健二はそれを物ともせず、吹っ切れた理性を保つのに必死だった。

253 名前:健夏06[] 投稿日:2009/08/17(月) 23:56:26 ID:74S1KadV

「健二くっ……んぅ…」

夏希の口から甘い吐息が漏れる。
それがさらに健二の理性をふっ飛ばさせ、キスが深いものになっていく。
唇を甘噛みし、口内にするりと舌を潜り込ませて、歯列をゆっくりとなぞる。
舌を歯の間に潜らせ、お互いの舌を絡ませると、気がおかしくなりそうだった。

「んぅ…っぁ…」

さすがにお互い苦しくなってきたのか、唇をゆっくり、それこそ名残惜しそうに離すと、透明の唾液が糸をたらりと引いた。
夏希も夏希で抵抗せず、むしろ甘えているかのように健二の肩に手を回す。

夏希の白いワンピースを捲り上げると、淡い水色の下着が晒された。
白い肢体によく映えていて、それがまたいやらしい。

「上下、お揃いなんですね、可愛い…」

「やっ…もぅ…恥ずかしいこと言わないでよ~…」

夏希は恥ずかしそうに健二を叩くが、あんまり威力はない。
というより、今の健二には夏希の全てが可愛く見えて仕方がない。


254 名前:健夏07[] 投稿日:2009/08/17(月) 23:57:05 ID:74S1KadV

とりあえずブラジャーのホックを外そうと試みるが、さすがに童貞健二、女性下着の外し方など知る由もない。
恥ずかしながらもあたふたしていると、夏希がくすっと小さく笑った。

「外し方、知らない?」

小悪魔らしい笑い方で、夏希が背中のホックをいとも簡単に外した。
だが外した後急激に恥ずかしくなったらしく、布団の上に転がっていたタオルケットを胸元に引きずり寄せた、が。
透き通るように白く、形のいい胸と、その中央にぴんと硬くなった淡いピンク色の蕾が、健二を可笑しくしてしまいそうな程に魅力的だった。

「すごく…綺麗ですね…」

初めて見る女性の胸はこんなものかと、健二は感嘆の声を漏らすと共に、自分の中でどんどん性欲が高まっているのを感じた。
愛する人の体とは、こんなにも美しいものかと。

「健二くんったら……っ…」

夏希の胸に、健二は恐る恐る手を伸ばした。
絹布の様に滑らかなそれは、確かな弾力で健二の指を胸に食い込ませていく。

「んっ…っぁ…ひぅ…」

ほんの少しの愛撫だけなのに、夏希はか細い喘ぎ声を漏らす。
先端の蕾が、どんどん硬く、ぴんと張ってきたのを健二は見逃さなかった。
試しにぴん、と軽く指先で弾くと、夏希の細い身体が小さく仰け反った。

 

265 名前:健夏08[] 投稿日:2009/08/18(火) 14:15:03 ID:DK8u0RW2
遅くなってさーせん!
コンビニバイトが早朝からで死にそうだww
続き逝きます



「っ…ひぁ…ぁぁああっ…!」

喘ぎ声は一層高くなって、それと共に健二の理性は跡形もなく消え去った。

「ぁっ……んぅ……!」

軽いキスを夏希に繰り返し、時折深いキスを落とす。
夏希の目はとろりとし、軽く上昇した頬と紅く濡れた唇が嫌に魅力的だ。

健二の性欲はとどまることを知らず(まあ、高2で童貞だし)、夏希の胸に薄く舌を這わせた。
只でさえ感度がいい夏希だ。指であそこまで感じるなら、舌で舐めあげられたらどうなるのだろうか。
健二はおぼつかない舌使いで、夏希の胸を唾液を塗りたくるかのように薄く舐め上げる。
健二の唾液でてろりと光った夏希の胸は、月明かりに照らされ、何か神秘的な物の様にも感じられた。

「ぁっ…健二くっ……ひぁぁああああっ…!」

薄く胸を吸いながら、途中でまるで悪戯のように先端を甘噛みすると、夏希の身体がさっきとは比べ物にならないくらい仰け反り、
健二にくったりともたれかかる形になった。

266 名前:健夏09[] 投稿日:2009/08/18(火) 14:15:50 ID:DK8u0RW2

健二は左手で胸を弄繰り回しながら、右手をするりと夏希の秘部へと潜り込ませた。
くちゅ、ぴちゃ、といやらしい水音が狭い畳の部屋に木霊する。
先程のブラジャーとは違い、健二は簡単に夏希の下着を細い脚を通して外した。
透明の露でひたひたになったそれは、ぐちゅ、と音を立てて畳の上に落ちる。

「ひぁ…ぁ…んっ…!」

「せんぱっ…夏希、すごく可愛い…」

健二は改めて夏希のことを呼ぶと、心なしか夏希の顔が綻んだ。
相変わらず左手は胸に、右手は秘部を弄り、時々悪戯とばかりに上下の蕾を摘んだり甘噛みしたりすると、夏希は一際大きい喘ぎ声を上げる。

「ひぅ……っ…ぁぁあああぁあっ…!」

膣内に潜り込ませていた中指が締め付けられる感触がして、中指を外すと、先程とは比べ物にならない量の蜜がどろりと溢れ出た。
健二は夏希がイったと分かると、ますます夏希を愛おしく感じて、夏希の頬に薄くキスを落とした。

健二は夏希の頬から唇を離すと、今度は秘部に唇を這わせた。
少し舌で刺激するだけで、夏希の秘部はとろりと濡れ続け、膣内に舌を潜り込ませただけで、二度目の絶頂を果たした。

「ぁぁあああっ!イっちゃっ…またイっちゃ…ぁああああっ…!」

267 名前:健夏10[] 投稿日:2009/08/18(火) 14:16:26 ID:DK8u0RW2

それから夏希はしばらくくったりと健二にもたれかかっていたが、急に健二の上に馬乗りになった。
余韻に浸っていた健二はいとも簡単に夏希に押し倒される。

「私ばっかイかされてるじゃない!次は健二くんの番だからね!」

そう言うと夏希は、健二のパジャマのズボンを下着もとろもに勢いよく引き摺り下ろした。
引き摺り下ろすと、夏希には予想もつかないほど大きくなった健二の物があった。

「健二くん、私でこんなになってくれたんだ…、嬉しいな…」

夏希は細くて白い指で下の方を擦りながら、先走りが滴る鈴口に舌をゆるりと這わせた。
ちろりちろりと動く舌の心地よさに、健二は思わず呻き声を上げる。

段々と夏希のペースも速くなり、健二は夏希の口内に白濁の液をぶちまけた。

「これでおあいこねっ」

夏希は満足そうに微笑むと、また布団にころりと転がった。
健二は夏希の上に跨り、もう一度深いキスを落とす。

これから本番!と行きたいところだが…

268 名前:健夏11[] 投稿日:2009/08/18(火) 14:17:00 ID:DK8u0RW2

「健二くん…、来ても、いいよ?」

「はい…、あ、でも、僕今避妊具持ってないんで…」

健二はまさかこんなことになるとも思わず、避妊具など持ち合わせてはいなかったのだ。
佐久間に持ってけと言われても無視したことを思わず後悔してしまう。

「でも、いいよ?健二くんと、その……ひとつになりたいし…」

(かっ……可愛すぎる!これは反則だろ…)

夏希の上目遣いに、健二の留め金は破壊した。

夏希のとろとろになった秘部に健二は恐る恐る物をあてがうと、勢いよく中に押し込んだ。
かなりの締め付けにすぐにでも果ててしまいそうだが、健二は接続部を見て驚いた。

夏希の透明な露と一緒に、微量の血液が混じっていた。
よく見ると、夏希は喘ぎ声と一緒に少し痛そうな声を上げていた。

「あの、夏希って…僕が初めて?」

健二はてっきり学園のアイドル夏希、性行為の1回や2回、こなしていると思っていた。
だがまさか、夏希の初めてが自分だとは…、考えてもいなかった。

「んっ……んぁあっ!そう…だよ?…初めては本当に好きな人じゃないと…、んっ!」

自分がその本当に好きな人なのかと思うと、健二は途轍もない嬉しさがこみ上げてきた。
夏希の喘ぎ声が高くなると共に、腰の動きも速くなっていく。

269 名前:健夏12[] 投稿日:2009/08/18(火) 14:17:33 ID:DK8u0RW2

「ぁっ…ぁあっ!…んっ、っぅ……!もぉ…イっちゃ、ぁあぅ!」

夏希は健二にしがみ付きながら、甘い声を上げる。
健二も腰を動かしながら、夏希の膣内が先程の愛撫とは比べ物にならないくらい締まるのを感じた。

「夏希っ…!」

「健二くっ…ぁあっ!イっちゃぁああ…!ぁぁああっ!」

健二は夏希の膣内に途轍もない量の白濁を放ち、ゆるりと物を抜いた。
二人で抱き合いながら余韻に浸っていると、夏希が健二の頬を抓った。

「痛っ!なにするんですか!」

健二が夏希の顔を見ると、夏希は怒ったような、嬉しいような、悲しいような、途轍もなく可愛い顔をして健二を見つめていた。

「避妊具なくていいって言ったけど、出しすぎ…」

夏希は下腹部を押さえながら苦笑いで、健二の胸に飛び込んできた。
健二はどうすることも出来ず、あたふたするばかり。

「すっ…すいません…」

「という訳で、ちゃーんと責任とってよね?」

夏希は健二の唇にフレンチキスを落とすと、「もう一回、ね?」と可愛くねだってきたのだった。


おわり

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最終更新:2009年08月20日 03:59