344 名前:カズマ誘拐凌辱3-1[sage] 投稿日:2009/08/29(土) 00:59:26
ID:???
「まだ…生えてないんだ」
誰かがぽつりと、呟くように言った。
あまりのことに、佳主馬はふるふると震えて唇を噛み締めるしかなかった。
室内は興奮した男たちの熱気で息苦しいほどなのに、
露わにされた部分にはひんやりとして感じられる。
男たちの視線に晒された幼い性器は、怯えてすっかり縮こまっていた。
たくし上げられたタンクトップの下、いじられ尖った乳首からほっそりとした太腿まで、
隠さなければならないところがすべて剥き出しだ。
つるりとした下腹も、ふるえて小さく揺れる性器も、くっきり残っている日焼け跡も。
手で隠すことすら許されずに、白々しい蛍光灯の許に晒されている。
少しでも隠したくて身を捩っても、ますます力強く押さえつけられる結果に終わった。
誰かがごくりと生唾を飲み込む音が、佳主馬の耳にやたらと響いて聞こえた。
佳主馬は屈辱に身が灼けそうだった。
ただでさえ平均より小さい体にコンプレックスを持っているのに。
もっと小さな頃ならともかく、小学校の高学年になってからは父とすら一緒に風呂に入っていない。
最後に他人に裸を見られたのは、小学校の修学旅行の風呂だ。
人並み以上の体格の男たちに囲まれて、誰にも見られたくない秘所を
力ずくで暴かれていることに、思春期を迎えたばかりの過敏な心は酷く傷つけられた。
345 名前:カズマ誘拐凌辱3-2[sage] 投稿日:2009/08/29(土) 01:00:10 ID:???
「地黒かと思ったけど…よく泳ぎに行くの?今日もプールに行くところだったんだよね」
世間話のように鳥頭の男が話掛けてきたが、佳主馬はぷいと顔を背けた。
涙を滲ませてしまった目元を見られたくなかったし、
マスク越しにはあはあと荒い呼吸を繰り返す男の顔など見たくもなかった。
しかし、綺麗に焼けてるね、と日焼け跡を辿られれば反応せざるを得ない。
「っ触るな!」
佳主馬の怒声などまるで聞こえていない様子で、男たちはおずおずと手を伸ばしてきた。
恐れ多いとでも言うように、直接性器に触れることはしない。
筋肉の薄く乗った腹筋を撫でてみたり、
緊張して筋の浮いた太腿をギリギリのラインまで辿ってみたり。
毛むくじゃらの湿った手が、そこに何もないことを確認するかのように、
臍の下にぺたりと張りつく。
「つるつるだぁ…」
感動したような声に、佳主馬は目が眩むほどの怒りを覚えた。
「このっ、ヘンタイ、触るなっ、触るなっ…て…」
四肢をばたつかせ自分を取り囲むマスクの男たちを睨みつけていた佳主馬の目が、
一点に止まり凍りついた。
ベッドの上で佳主馬の四肢を抑えている者は4人。
残りの1人は可愛らしい猫型マスクをつけて、ベッドの脇に立ちこちらを見下ろしている。
その手にあるビデオカメラが微かな音を立てて、無機質なレンズを佳主馬に向けていた。
「……っ!!」
佳主馬には遠く、血の気が引く音が聞こえるような気がした。
346 名前:カズマ誘拐凌辱3-3[sage] 投稿日:2009/08/29(土) 01:00:54 ID:???
佳主馬の目がカメラに釘付けになっていることに気付いたのか、
撮影している男が陽気に声を掛けてきた。
「あ、これ?心配しないでいいよ、ごく身内で楽しむだけだから」
「な……」
「ほら、大丈夫だからもっと顔見せて」
佳主馬は必死でカメラから顔を背けるが、既に撮られてしまっていることに変わりはない。
嫌な汗が脇の下を伝う。
「うわっ!?」
何とか逃れようともがいていた体が強張り抵抗を忘れた一瞬、ぐいっと引き起こされた。
逃げようと体勢を整える暇すらなく、後ろの男の胡坐をかいた膝に乗せられる。
膝下で絡まっていたハーフパンツが抜き取られたと思うと、
後ろから伸びてきた逞しい腕が佳主馬の膝下に手を差し込み、
そのまま左右に大きく開いた。
347 名前:カズマ誘拐凌辱3-4[sage] 投稿日:2009/08/29(土) 01:01:34 ID:???
「え…っ、なに、やだっ!!」
もはや自分の制止には何の意味もないと頭で分かっていても、声を上げずにはいられない。
無情に回るビデオカメラの前で、幼い子供が用を足す時に母親が取らせるような、
あられもない格好をさせられている。
「い、や……っ!」
背凭れと化している逞しい胸板に必死の頭突きを食らわせても膝から下をじたばたと動かしても、
膝を楽々掴む大きな手はちっとも外れてくれない。
せめて、とタンクトップを引っ張ってなんとか股間を隠そうとした手さえ容赦なく捕られてしまう。
左右それぞれの男がさも大事そうにマスクの下に引き入れて、頬擦りし始めた。
男たちの肌はざらざらとしていて痛みを感じるほどだったが、それどころではない。
自分の正面に回ったカメラを、佳主馬は絶望的な面持ちで見つめた。