563 名前:夏戦争・続(非エロ)[] 投稿日:2009/08/31(月) 10:19:22 ID:SCJGZdwQ
春の気配がする冬の日・・・
健二は高校に向かっていった。
今日は、高校の卒業式だ。
長かったようで短かった高校生活も、今日でおしまいだ・・

校長先生の長い話を聞きながら健二は、高校生活を、思い出していた
やっぱり一番印象深いのは、今年の数学オリンピックで優勝したことでもなく、大学受験合格でもなく
去年の、夏休み先輩とその御親戚と世界崩壊の危機をすくいそして・・・
だらしなく、ニヤニヤしている健二に隣の女子が変な目つきでこちらを見ている。

卒業式は終わったが皆別れを惜しむように校庭で話をしている。
健二も、1番の親友佐久間と話をしていた。
「おれたちの高校生活、終わったな・・」
「うん・・。そうだね・・」
「健二はいいよな・・大学いっても夏希先輩と一緒で」
灰色の空を見ながら、佐久間が言った。
「う、うるさいな・・・」
「さっきもその子と考えて、ニヤニヤしてただろう?」
「し、してないよ・・・・」
しかし、ウソが苦手な健二ばればれだ・・・
「佐久間だって、今付き合ってるだろ。」
佐久間は、去年の秋、後輩の女子から告白されて付き合ってるらしい・・
「まぁな、俺・・・」と佐久間続きを言おうとしたとき校門の近くで歓声が上がった。
「ん?なんだろう・・」



564 名前:夏戦争・続(非エロ)[] 投稿日:2009/08/31(月) 10:54:51 ID:SCJGZdwQ
健二が校門の方を見ると、一人の女性がみんなに囲まれていた
「あれ?あれ、夏希先輩じゃね?」
「え・・・・ホントだ!」
夏希は、健二たちに築いたらしくこっちに小走りでこっちに来た。
「健二くん、久しぶり!」
「あ、久しぶりです」と言ったが、内心健二は焦っていた。
夏希と付き合ってから1年半、奇跡とも言うべきかなんとか佐久間以外の
男子、および女子には隠しとうしてきた。
それが、最後の日になって・・・

「どうしたんですか?学校は大丈夫なんですか?」
「あ、今日は学校休みなんだ。健二君の最後の学制服姿見ようかな?と思って?」
周りの、男子が不審そうにこちらを見ている・・
少し離れたどころで佐久間が笑っている・・
「とりあえず。これはもらっとくわね~」
夏希は健二の胸に手を伸ばし第二ボタンを取り外した。
「ここで話すのもなんだし、健二君の家で待ってるね。」
「は・はい・・・」
このぐらいなら何とかごまかせるかなと健二は思った。
「健二君!」
「はい」と夏希を見た瞬間、夏希は健二の頬にキスをした。
周りがざわめく・・・・
「卒業おめでとう♪、じゃあまってるからね!」
と、言うと夏希は帰って行った・・・
終わった・・・・・・・・・

その後、校庭は修羅場と化した

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最終更新:2009年09月05日 01:50