678 名前:続きもかず 1[sage] 投稿日:2009/09/02(水) 05:47:16 ID:???
身体中が、火照っているのが分かる。
耳の奥から聞こえる心臓の鼓動がとても早い。
…欲情するって、こんな感じなんだ。
汗ばんだ背中に体操服の柔らかい素材の生地が、汗を含んでぴったりと張り付いてる。
他人に、こんな恥ずかしい事をねだった事なんて一度もない。…自分の身体の汚い部分に舌を這わせろだなんて。

「…ね、ずっと欲しかったんだよね?」
そろ、と右手を無毛な下腹部に滑らせていく。半勃ちのソレに指先を這わせ、挑発するように根元を指の合間に挟み、変態に見せつける。
「僕の、ここ、舐めていいんだよ…?」
ちら、と上目遣いで優しく囁いてあげれば、目の前にギラついた目をして唇をだらしなく開く男がいた。
「ハァ……ハァ…ハァ…」
我慢出来なくなった変態は、ジーパンの上から刺激しようと、自分の股関を執拗に手でまさぐっている。
「ほら、…おいで?」
犬を呼ぶ時みたいに、左手の人差し指だけをくい、とこちらに曲げて変態を呼び寄せた。
「ハァ…ハァ……カ、カズマきゅうん…」
下僕が僕の足元に跪つく。ギンギンになった陰茎が擦れて痛いのか、その動きはぎこちなかった。
「ホントに犬みたいな人だね…」
思わず苦笑する。小太りの後ろのお尻に尻尾が見えた気がしたから。
「はい、ご褒美だよ」
挟んだまま指で陰茎を動かし、変態の乾いた唇に先端をくちゅ、とくっ付けてやった。
「…い、いただきますっ!!」
「ッんぅっ…!」
そのままぱくっとくわえられ、むちゅぅッ!っと思い切り吸い付いかれる。
「むふ…んちゅっ…ちゅぱっ、んむ…」
「っ………はっ……」
口の中の生暖かさと、ヌルヌルとした粘膜と舌に包まれた僕の陰茎が、初めての感覚に悦んでる。僕自身にも全身に痺れる感覚が走った。
ちうちう、と音を立てて吸われれば、勝手にビクンと、僕の背中が仰け反ってしまう。

679 名前:続きもかず 2[sage] 投稿日:2009/09/02(水) 05:49:58 ID:???


「…ぁ、ぁっ……」
初めて受ける快感にたまらず、きゅっ、と閉じていた唇から徐々に力が抜けてしまい、小さく声が漏れてしまった。
「くちゅ、ちゅ、んちゅ…」
キモオタは顔の角度を変えながら、あます所なく舌を這わせてくる。裏筋を舐めあげられ、先端の窪みに舌でぐりぐりと弄られる。
「…はっ…はっ…く、」
短く呼吸を繰り返し、快感に耐えようとする。だけど身体は正直で。
気付いたらキモオタの頭に手をまわし、逃がさない様にとぐいぐい股関に押さえ付けていた。
膝はカクカクと小刻みに揺れ、そのまま床に崩れてしまうかもと、僕は不安になった。
がらんとした部屋の中に、卑猥な濡れた音と、僕と彼のやらしい息遣いだけが染まっていく。
「カ、カズマくんのおいひい…おいひいっ…」
見れば、キモオタは余程嬉しかったのか、瞳に涙を浮かべながら僕のをしゃぶっていた。
「さいこうっカズマくんっ、さいこう!」
「…喋るんならっ、口のなかの、出してからにしてよっ……」
ヤバい。思った以上に、気持ち、良い。
「っは、駄目、まだ駄目っ……」
ちゅくちゅくと快感に追い立てられ、まだ慣れない射精の感覚が近付いてくる。
「ね、待って、出ちゃうっ、待って…」
頭を逃がさまいと添えた両手を、今度は逆に頭を離すためにぐい、と押さえながら力を入れる。だけど。
…っちゅうぅぅぅ。
頬をすぼめられ、今までより一番強く陰茎に吸い付かれた。
「………っやぁ!!」
驚いて、女の子みたいに高い声が出ちゃった、ビクン!!と腰が震えた。と同時に、キモオタの口の中にピュルピュルと精を吐き出してしまった。
「…ん、んぅ…」
ビクビクと吐き出した後に、下からこく、と小さな音が聞こえた気がした。
「……ぁ…ごめ…」
反射的に、謝ってしまう。
僕、この人にひどい事、しちゃった。
僅かながら僕の中に罪悪感が残った。
だけど。


680 名前:続きもかず 3[sage] 投稿日:2009/09/02(水) 05:52:41 ID:???


キモオタが、すっと顔を上げる。
何、と口に出す前に腰にがっしりと腕を回された。
「…っな………」
キモオタが僕の体操服をぐい、と引っ張りあげ、顔を僕の胸元に寄せて、今度は乳首にちゅうっ、と唇を吸い付かせた。
「っぁくっ!」
予想外の刺激に、思わず喉を反らせ喘いでしまった。
熱と固さを持ち始めた乳首に、キモオタがちゅうちゅうと吸い付く。
「…………ぁ…っ」
荒い息が胸にふきかかる。吸いやすい様にと、体操服の裾を僕の手で捲ってやる。
キモオタが舌を乳首に添わせたまま顔を離すと、まだ口の中に残っていた僕の精液を乳首にぺちゃ、と塗り付ける。
吸われて赤くなった乳首を舐め回し、舌を離せば白濁の糸がねと、と線を作る。
まるで、僕の乳首からお乳が出ているみたいにも見えた。
……随分とやらしい事、するんだね。
「…僕のおっぱい、おいしい?」
わざとらしく、舌ったらずな声で感想を聞いてあげる。
「おいちい…」
赤ちゃんみたいだな、って少しだけ思った。
こんなんじゃ、僕、ほんとに女の子みたい。
ちゅぱちゅぱ音を立てて吸い付く男の頭をヨシヨシと撫でてあげる。

赤ちゃんをあやすみたいに頭をぽんぽんとしてあげる。
妹にするべきはずの事を、まさか大の男にする事になるとは思わなかった……。



681 名前:続きもかず 4[sage] 投稿日:2009/09/02(水) 05:54:21 ID:???



「…ねぇ、ちょっと乳首痛くなってきた…離れて」
首を嫌々と振る変態。
「離れろ」
ぐいっ、と無理矢理押し退ける。
ちゅばっ、と音を立てて唇が離れれば、ひゃん、と変態が名残惜しそうに泣く。
アメとムチって、こういう事をいうのかな。
胸元を見れば、僕の乳首がぷっくりと固さを保ち、唾液と白濁にまみれて、てらてらと艶かしく光沢を持ち続けている。
「…確かに気持ち、良かった…けど」
…明らかにもの足りない。
身体中が、もっともっとやらしい事して、とねだっている。
「ぁあ、どうしよう…」
はぁ、と熱っぽい溜め息を吐く。
僕って、こんなにヤラシイ奴だったんだ。
あの写真の子達を散々扱き下ろしてたくせに。
男にしゃぶられて出しちゃうなんて。
母さんや父さんがこんな僕を知ったら、どう思うかな……。
叱られるかなぁ。
考え事してる僕を前にして、キモオタが行動を起こす。

カチャカチャ、カチャ。
「…………」
ジィー…。
「…………」

あぁ。そういえば、アンタはまだ気持ち良くなってないんだっけ。
下半身を露出させた、胸元が精液まみれな僕をオカズにスッキリしたいワケだ。
男の白い肌には似合わない、赤黒い陰茎がチャックから取り出される。
はぁはぁと息を荒くしながら、シコシコと手で陰部を慰め始める。

「…………………」
男の視線を浴びながら、僕は太ももで止まっていた体操ズボンを下ろした。
足を抜き、下半身を完全に露出させ、持っている短パンを男に放り投げた。

「使えば?」
体操ズボンを受け取った男はご褒美をもらった犬さながら、鼻に股の部分を押し付け、匂いをフンフンと嗅ぎだした。
「ふーっ!ふーっ!」
シコシコシコシコ。
興奮で顔を真っ赤にしながら、視覚と嗅覚を僕で満たしながら男は一心不乱に陰部を擦る。
それを目の当たりにして何の感情も湧かない僕も僕だけど。


682 名前:続きもかず 5[sage] 投稿日:2009/09/02(水) 05:59:36 ID:???


それを目の当たりにして何の感情も湧かない僕も僕だけど。
「…………………」
退屈。
退屈が、一番嫌い。
僕だって、この状況下でオカズになるものが有れば自慰に浸れるけど。目の前にいるのはキモオタだけだし。
……僕自身をオカズにするのは、ナルシストっぽくて、やだし。

じゃあ、どうしようか?
「………………………」
昨日、家に帰った後。
みんなが寝静まった頃。
ネットで、調べていた事がある。
「………………………」
実行するつもりは無かったんだけど。
ここに来る前に、一応、準備だけはしておいた。
「…………………はぁっ…」

目の前の、僕にここまでして結局オナニーにしか浸れない馬鹿な変態を見る。
ホント、雑魚。

胸に垂らされた自身の精液を指ですくう。
そのまま口に運んで。
「………まずっ」

まだまだイヤらしい事したい。
あの子達が、してた事みたいな事。
でも、目の前にいるのは、彼らを犯していたやらしいおじさんではなくて。
………自分で自分を慰める事しか出来ない童貞男。
精液をかける事は出来ても、お尻に挿入する事は出来ない、みじめな奴。
だったら、こっちから。



「………犯して、やろうかな。」




続く

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最終更新:2009年09月05日 02:48