409 名前:佳主馬とカズマ続き1[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 00:04:59 ID:???
(って、言ったはいいけど。)

どうしたものか。佳主馬自身どうすればいいのか良く分からなかった。
とりあえず、自分でするときのようにキングのペニスを刺激する。
ほどなくしてキングのペニスは見た目に痛そうなほど完璧に勃起した。
(おっきいな……)
すごく硬い。それでいて弾力がある。
キングが顔をゆがめた。
けれども嬉しそうな顔もしているから、たぶん気持ちいいんだろう。
自分以外のペニスに触れたのは初めてだった。けれども嫌悪感なんてものはない。
キングのペニスは既に佳主馬の小さな手の中では収まりきらず、赤く熟れた亀頭がちょこん、と顔を覗かせていた。
佳主馬はうっとりとした表情を浮かべながら、スローペースで上下にさする。

「気持ちいい?」

ぴょこん。
右耳がはねる。

「ん。よかった」

410 名前:佳主馬とカズマ続き2[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 00:05:33 ID:???

どんなバトルでだって、こんなにドキドキした事はない。
今までにない胸の高鳴りに戸惑いつつも、佳主馬は手を止めなかった。
恍惚としたキングの視線とかちあう。

「――今度は、ボクの、番?」

まるでテレパシーのように、佳主馬のなかにキングの意識が流れ込んでくるような気がした。
佳主馬の問いに頷くと、キングは佳主馬の股間に手を伸ばす。
気づけば半勃ち状態だった。
キングをイジっているあいだに興奮していたらしい。

「んっ……キング、」

大きな手指からは想像も出来ないほど器用に佳主馬の包皮をぺろんとめくる。
オナニーを覚えて間もなく、恥ずかしいやらなにやらで結局あまり経験のなかった佳主馬の亀頭は見事なピンク色で、外気に触れてぴくぴくと脈打っていた。
はじめはゆっくりと、徐々にペースを上げながらしごきあう。

411 名前:佳主馬とカズマ続き3[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 00:06:08 ID:???

「はぁ……」

たまらなくなってキングの胸に顔をうずめた。
あたたかいお日様と、草原の香りがする。

「く、……んぁ」

くねくねと腰をよじり、どうにか絶頂から逃れようとする。
未だ慣れないその感覚は何だか怖いものだった。
自分が自分でなくなってしまいそうな、恐ろしく気持ちの良い感覚。
「んぅ、気持ちいぃ……」
その気持ちよさに全身の力が抜けてしまい、佳主馬はキングにもたれかかった。
それでもキングのペニスを握る手を休めない。
一緒に気持ちよくなってほしい。一緒に気持ちよくなりたい。

「はぁ……ん、ふ……」

精通の時のような感覚が佳主馬を襲っていた。
頭の中がふわふわとして何も考えられなくなる。

何かが、身体の中を登ってくる。

412 名前:佳主馬とカズマ続き4[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 00:06:40 ID:???

そんな佳主馬の様子を察知したのか、キングは佳主馬のペニスを一気にしごきたてた。
「あぅっ……!!」
腰がガクガクと揺れて、その振動に合わせて白い液体が佳主馬のペニスから噴き出すのとキングが大きく身体をビクつかせたのは同時だった。
ペニスをしごいていたのと反対の手で、赤いダウンジャケットをぎゅっと握る。
そうしていないと、意識が飛んでしまいそうだった。

「はぁ……はぁ……」
射精の余韻を残したまま、佳主馬はガクリとへたり込む。
まったく膝に力が入らなかった。
うっとりと、二人は軽くため息をついた。
射精直後のけだるさと眠気が佳主馬を支配する。

(このまま、目なんて覚めなきゃいいのにな)

優しげなキングの瞳が小さく揺れる。
ちゅ、っとキングのペニスにキスすると佳主馬は静かに目を閉じた。

413 名前:佳主馬とカズマ続き5[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 00:07:10 ID:???
 その日、佳主馬にとっては決して心地のいい朝ではなかった。
嫌な予感がして、スポンサー提供、キング・カズマアバターを模したボクサーパンツをずらすと、案の定。
にちゃ、と白い液体が糸を引いた。
(最悪だ……!)
あんな淫猥な夢を見て、あまつさえ夢精するなんて。
しかも、夢の内容も内容だ。
大好きな自分の分身、キング・カズマと、あんなことを……。
キングを自らの手で汚してしまったような気がして、罪悪感に苛まれた。

――でも、すごく、きもちよかった。

佳主馬の胸がどくんどくんと高鳴った。
夢の内容を思い出し、ペニスが再び頭をもたげる。
更なる悪事に手を染めるような不徳を感じながらも、それさえも快感に変えながら佳主馬は右手を股間に伸ばすのだった。

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最終更新:2009年09月12日 15:40