634 名前:オナニー指導1/9[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 23:55:08
ID:???
お漏らしじゃないと聞いても納得がいかないのか、
佳主馬くんは「ふうん?」なんて疑わしげに言いながら僕の手元をじっと見ている。
その間にも僕の手は止まらず、先走りをぬるぬると幹にこすりつけてしごく。
そろそろ、年上の威厳を気にしてスローペースを保つことが難しくなってきた。
「あ、あのね、これは…なんていうか、その、先走り液って…あれ、正式名称なんだっけ…」
僕は数学しかり、集中している時はそれしか考えられないんだ。
佳主馬くんにもっといろいろ教えてあげなきゃと思うんだけど、
頭がぼうっとして舌が縺れて、うまくできない。
結局もごもごと口の中で呟くだけで、
佳主馬くんの僕に対するお漏らし疑惑を晴らすことは出来なかった。
はあ、はあ、はあ、はあ。
冷房のない納戸に、2人分の荒い呼吸音が籠っている。
むっとした熱気は、男の精の臭いだ。
時折佳主馬くんの様子を窺ってみると(いやほら教えると言った手前
進み具合を見てあげなきゃですから)、
左手は根元をきゅっと握って、右手全体で一生懸命こすっていた。
人差し指で丸く出た桃色の亀頭をくりくりといじる度、
「ん、んっ」と小さく声を上げて爪先まで丸める様子が可愛らしい。
右肩からずり落ちたタンクトップを直す余裕もないみたいだ。
気持ち良さに耐えるようにぱさぱさと頭を振るので、
いつもはあんまり見えない右目までが見えて、
僕はこっそり得した気分になった。
635 名前:オナニー指導2/9[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 23:56:13
ID:???
それでも佳主馬くんは僕のが気になって仕方ないらしく、
すっかり潤んでとろりとした瞳で、ちらちらとこちらを見てくる。
僕だって佳主馬くんの様子を見ちゃっているのでお互い様なんだけど、
やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい。
そう思えば思うほどとろとろと溢れてしまうのでまったく手に負えない。
頭の中はぐるぐる回っているのに、手だけはいつも通りに
先走りを絡めた指で幹に塗り広げ、全体をしごく慣れた動きをする。
手を汚すどころか、ぽたぽたと床に垂れるまでになった僕のを見て、
佳主馬くんは自分が困ったみたいに声を掛けてきた。
「お兄さん…いっぱい濡れちゃってるよ…?」
「あ、の…佳主馬くんっ、そういうことは…言わなくていいから…」
「だって気になるんだもんっ…、っ、それ、だいじょうぶなの…?」
「うう、その…、これは、気持ちよくて出てるだけだから、病気じゃないからっ!」
「…お兄さんも気持ちいいの?」
ぴたっと手を止めた佳主馬くんは、
そのことに初めて気がついたようだった。
オナニーが気持ちいいなんて当たり前のことを確認されて、
僕はいよいよ恥ずかしい。
そもそも教わる立場だったはずの佳主馬くんは、
2人が同じように気持ちよくなっているということを知って、
最初に感じていた引け目がまったくなくなったらしい。
僕のをちらりと見下ろして、真っ赤な顔でくすりと笑った。
きつめの目元がやわらかく緩む。
見たことのない蕩けた表情に、どきっとした。
佳主馬くんはいい子だけれど基本的には無愛想だから、
こんな笑顔は陣内家の人だって見たことないんじゃないだろうか。
こんな状況なのに、佳主馬くんの笑顔という貴重なものを
見られた嬉しさで、自然に胸が高鳴る。
「くちゅくちゅいってる…お兄さんやらしいんだ…」
「~~~っ!」
ああそれなのに君って子は!
ぶわ、と耳まで赤くなったのが分かった。
それだけでなく、手の中のものがビキッと音を立ててかたく反り立っていく。
自分史上最高の状態に、「やれば出来るじゃないか僕」という気持ちと
「なんで今この状況で」と自分を呪いたくなる気持ちが入り乱れて複雑だ。
どうして僕は中学生の男の子に言葉責めされてるんだ。
どうして僕はそれで更に元気良くなっちゃってるんだ。
636 名前:オナニー指導3/9[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 23:56:54
ID:???
分かっている、佳主馬くんは普通の中学生で今までオナニーも
上手に出来たことがないくらいなのだ、
だからこれは言葉責めをしてやろうとかそういう意図の許での発言でなくて、
ただ自分1人がいやらしいことしてる訳じゃないと分かって嬉しいだけなんだ、
と分かっているのに僕は目の前の少年が高度なプレイを仕掛けているようにしか
見えなかった。
今、もしも佳主馬くんが「足を舐めて」とか言い出したら、
言われるがまま舐めていた自信がある。
いやそんな自信はいらないんだけど。
そんな訳で僕は、この春中学生になったばかりの男の子に
カッコ悪い報告を自主的にせざるを得なかった。
「ごめん佳主馬くん…僕、もうイッちゃいそう…」
「え、やだ、どこ行くの?」
「………え、えーと…、その、しゃ、射精しちゃいそう…ってことなんだけど…」
「…まだダメ!」
「いや佳主馬くん、ダメって言われても…」
「ダメだってば!」
「そんなぁ…」
情けない声を上げる僕を見て、佳主馬くんはむうと唇を尖らせた。
「僕に教えてくれるんでしょ?だったら僕より先に射精しちゃダメ」
「うう…」
分かっている、佳主馬くんは意地悪しているつもりはないんだ、
自分がまだしたことのない射精を先にされるのが気に食わないだけなんだ、
だけど現実に佳主馬くんがしているのは立派な焦らしプレイだ。
637 名前:オナニー指導4/9[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 23:57:47
ID:???
僕に射精しそうと言われて焦ったのか、
佳主馬くんの手の動きが速くなった。
ムキになってぐいぐいとこすっている様子は、
オナニーというより何かの競技みたいだ。
「んっ、ん、っふ、ふぅ、う、ン…っ、」
鼻にかかった声を上げて、佳主馬くんは自分の気持ちいいところを
一生懸命すりすりとこすっている。
体の中に溜まっていく快感をどう処理していいか分からないのか、
はくはくと何かを訴えるように開いた口からは、声にならない声が漏れた。
涎で濡れた唇はつやつやして、なんだか甘そうだと思った。
全身をぴくぴく震わせて、ときどき耐えられないみたいに頭を振る。
その度に目尻に溜まった涙がぽろりと零れて、
僕は昼にも見たはずのそれに妙にドキドキしてしまう。
「はっ、はぁ…っ、くぅ、う…、んっ」
佳主馬くんの声変わりを迎えていない声には、
普段のクールさは微塵も感じられない。
もじもじと膝をすり合わせる仕草は、
トイレに行きたいのを我慢しているちいちゃい子みたいだった。
佳主馬くんの先端からぷくっと雫が浮かぶ。
それが桃色の亀頭をとろりと伝って小麦色の指にかかるを見た瞬間、
言いつけを守るためにゆっくりしごいていた僕は、
一気に我慢の限界を超えてしまった。
「ごめん、もうムリッ…!」
ぴゅく、ぴゅるっ。
頭の中が真っ白になって、目の前がちかちかと点滅する。
気持ち、よかった。
僕はしばらく射精の余韻に浸りながら、満足の溜め息をついた。
こんなに気持ち良くイッたのは生まれて初めてかもしれない。
何と言っても、ここに来てから一度も抜いてなかったし。
638 名前:オナニー指導5/9[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 23:58:49
ID:???
しかし、気持ち良く浸ってばかりもいられないのだった。
我に返った瞬間、目に飛び込んできたのは、
僕のを股間にかけられて固まっている佳主馬くんの姿だった。
「………」
「………」
いっそ気絶したい。
さっきとは別の意味で、僕は頭の中が真っ白になった。
自分のを握ったまま固まっている佳主馬くんの先っぽや手は
白くとろりとしたものでべったりと濡れてしまっている。
ぽたぽたと床に垂れるそれは佳主馬くん自身のものでなく、
僕がぶっかけたものだ。
ぶっかけ…。
自分の思考に出てきた単語に、僕は消えてしまいたくなった。
そう言えば中学生の頃、制服の女の子に精液をかけて
逃げていく変質者が出没したなあ…とそんなことを思い出す。
ああ、誰か僕の頭にあらわしを落としてくれないだろうか。
考えれば分かったはずなんだ。
こんな、手を伸ばせば互いのものに触れられるような距離でこんなことをすれば、
かかっちゃうに決まっているじゃないか。
それでもよりによって佳主馬くんのものに掛かることはないだろうに。
ああもうダメだ、今度こそ確実に嫌われた…、
いや嫌われるだけで済めばまだマシか。
「…か、佳主馬くん…?」
軽蔑や激怒やその他考えつく限りの反応を覚悟したのに、
佳主馬くんは性器から滴り落ちる自分のものではない精液を
じいっと見つめている。
反応がないことが怖くなってきて恐る恐る声を掛けると、
佳主馬くんは困ったようにぽつりと呟いた。
「お兄さんの精子…かけられちゃった…」
639 名前:オナニー指導6/9[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 23:59:34
ID:???
唖然とする僕の目の前で、汚れた右手がゆっくりと上げられる。
とろみのある液体が、小麦色の肌を伝ってとろとろと垂れていく。
それにも構わず、佳主馬くんは顔を近づけて鼻をすんすん鳴らした。
「変なニオイ」
ね?というように手を近づけられて、ようやく我に返った。
「かかか佳主馬くんごめん!いやごめんなさい…!」
「ホントだよ。勝手に射精しちゃダメって言ったのに」
「あ、そっち…」
かけられたことはなぜか怒っていないみたいだ。
佳主馬くんにとっては自分より先に射精されたことの方がよほど重大らしい。
よく分からない理屈だけれど、とりあえず助かった…んだろうか。
「ごめん、ホントごめんね…。あ、そうだティッシュ…」
「……、」
佳主馬くん君はまた何をしているのかな。
ティッシュを探そうと視線を彷徨わせた僕の耳に、ぬちゅ、と
いかがわしい水音が飛び込んできた。
発信源はもちろん佳主馬くんだ。
佳主馬くんが僕の精液でぬるぬるの手で、
オナニーを再開していた。
640 名前:オナニー指導7/9[sage] 投稿日:2009/09/12(土) 00:01:12
ID:???
「はっ、あ、あ、ん、んくっ、ん、んんっ、」
「…か、佳主馬くん…?」
「んあっ……、はぁ…、何…?」
いや何っていうか、君がなんなんだ。
ぬちゃぬちゃと音を立てて、佳主馬くんの手の動きは
ますますスムーズになっていく。
その潤滑な動きを助けているのはローション…ではなく
僕がぶっかけた精液だ。
さっき釘付けになっていたあの桃色の亀頭が、
僕の精液と佳主馬くんの先走りでぐっしょり濡れてつやつやと光っている。
とろとろと滴る精液を指で掬って、裏筋にぬるりと塗りつける。
佳主馬くんの手の動きはすっかり慣れたものだ。
「っはぁ…、あ、っ、おに、お兄さんの精子、すごいぬるぬるするっ…!」
くちゅくちゅとものすごい音がする。
僕はもうティッシュのことなんかすっかり忘れて、
目の前の光景が夢なのか現実なのかも分からなくなっていた。
体中の血液がぐわっと沸騰して、腰が抜けたようになって動けない。
まばたきも忘れて佳主馬くんのオナニーにただ見入る。
「ね、ねえ、お兄さんっ…、なんかヘンだよ、あ、や、なんかヘン…っ!」
「…しゃ、射精しちゃいそう…なのかな…?」
「わか、分かんないよぉっ、う、ふぅ、ううっ、」
綺麗に焼けた内腿がぴんとこわばっている。
佳主馬くんが舌足らずに「なんかヘン」と一生懸命うったえるけれど、
「気持ち良過ぎてどうしていいか分からない」と言っているようにしか聞こえない。
うっとりと濡れた瞳で、ときどき困ったように見上げて来るので、
僕は何の根拠もなく「大丈夫だよ」と何度も言った。
「はあ、あ、あ…あ……!」
小さな体の中を、溜まりに溜まった快感が出口を探すように巡っているのが分かる。
ぬめる手が今までで一番強く長く、ぎゅうっと握り込んだ瞬間、
佳主馬くんの体がぶるりと大きく震えた。
最後は、声も出なかった。
佳主馬くんの先端から少量の精液が噴き出した。
「………ッ!!」
僕の目の前で、佳主馬くんが生まれて初めての射精を迎えた。
641 名前:オナニー指導8/9[sage] 投稿日:2009/09/12(土) 00:02:01
ID:???
お酒をそんなに飲まない女性陣がそろそろ帰ってくるかも、
とのことだったので、時間短縮のために2人で一緒にシャワーを浴びることになった。
明るいところで見る佳主馬くんの裸は中学生にしては幼いけれど、
れっきとした男の子のものだ。
さっきのアレは、なんというか、熱気にあてられて僕の目が
おかしくなっていたのかもしれない。うん、きっとそうだ。
真夏とは言え長野の夜に水浴びはちょっとつらかったけれど、
僕は頭から滝でも浴びたい気分だったからちょうどいい。
「つめたっ…」
頭から水のシャワーを浴びた佳主馬くんが冷たがって身を引く。
その小麦色の肌の中で小さく控えめだった乳首が、きゅんと。
固くなっていた。
「………」
い、いやいや乳首っていうか鳥肌だよね、うん、寒いと立つよね、うん。
そうは思いながらも、なめらかな肌の中できゅっと尖っている乳首から
目が離せない。ネットでこっそり見ているエッチな画像でも、
大きい乳首が好きじゃない(目玉みたいで怖いと思う)僕にとって、
佳主馬くんのささやかなそれは、その、非常に好ましかった。
642 名前:オナニー指導9/9[sage] 投稿日:2009/09/12(土) 00:03:07
ID:???
「お兄さんどうかした?」
「いやいや何でもない、何でもないよ!」
何でもないにきまっているじゃないか、うん。
必要以上にフルフルと頭を振る僕を、
隣の佳主馬くんは怪訝そうに見上げている。
「まあどうでもいいけど」
脱衣所に出たところで、さっきの、と佳主馬くんが釘を刺した。
「誰にも言わないでよ」
「あああ当たり前だよ!誰にも、一生誰にも言わないよ!!」
「そう?」
っていうか言えないよ。
必死に約束する僕に安心したのか、佳主馬くんは「じゃあ、」と続けた。
「共犯、だね」
小さく笑って、僕の胸を軽く叩く。
ちょうどその時、遠くから玄関の開く音と、誰かが僕たちを呼ぶ声がした。
濡れた髪から雫を滴らせた佳主馬くんがさっさと出て行くけれど、
僕はその場に突っ立ったままだった。
あれ、なんだ今の。あれ、どうなってんの僕。
冷えたはずの体が再び沸騰しそうな勢いでぐわっと熱くなった。
とんと叩かれた胸が痛くて、シャツの上からぎゅうと握る。
お弁当らしき包みを2つ持って、
佳主馬くんがひょいと脱衣所を覗いた。
「ねえお兄さん、これ母さんが…って、何で鼻血出してんの?」
何でなんて、僕が君に聞きたいよ。
佳主馬くんが不思議そうに首を傾げる。
その仕草にも体温の上昇を感じてしまう僕の夏は、
どうやらまだまだ終わりそうになかった。
終