858 名前:790[sage] 投稿日:2009/09/14(月) 03:48:48 ID:???
>>801
作者様からの承諾キタ━━━━━!!!!!(無数のフキダシが飛び出す)
なるほど、三次創作に関しては賛否両論あるんですね。
しかし、このスレの住民は懐が深い……栄おばあちゃんのように。
俺、泣きそうです(嬉し泣き的な意味で)
ロケーションの件に関しては作者様のレスに加えて
2回目の鑑賞で問題が無いことを確認しました。
夏希先輩がラブマシーンとのこいこい勝負に勝利したとき、携帯の時刻は16:48でした。
陣内家の納戸は引き戸を締めると真っ暗になることも確認しました。
映画を観終わって食事とか済ませて、この時間まで頑張っていたけど
そろそろ限界です……仕事に差し支える、どうしようw
ひとまず投下を始めたいと思います。題して……
『健二の献身的な後始末』
因みに、BLモノを書くのはこれが初めてです。皆様のお口に合いますかどうか……
それでは、投下を始めます。
注意書きはこんな感じで良いでしょうか?
↓↓↓↓
~注意事項~
(1)この作品は、『オナニー指導』(>>55-63 >>267-273 >>387-395
>>634-642)に影響を
受けて作られた三次創作です。尚、>>640の終わりからの分岐ストーリーとなります。
掲載にあたって快諾を下さった作者様に多謝!
(2)この作品はBL要素を含んでおります。苦手な方はスルーをお願いします。
859 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/09/14(月) 03:49:48 ID:???
「はぁ……はぁ……」
恍惚の表情を浮かべたまま、しばし呆然とする佳主馬くん。
今は夏空も夕日に照らされ、朱に染まっているのだろうか……引き戸越しにヒグラシの
鳴き声が幽かに聴こえる。
OZは世界中を巻き込んだ先刻までの大騒動からすっかり落ち着きを取り戻していた。そ
の様子をリアルタイムに映し出しているモニターがぼんやりと照らし出す佳主馬くんのあ
られもない姿は、卑猥そのものだった。
今、僕の目の前に男としての快楽に目覚めたばかりの少年が居る。
こんがりと小麦色に焼けた肌は夏の夕暮れのように朱く上気し、鮮やかなコントラスト
を醸し出しているのが見て取れた。一度絶頂に達した後、徐々に萎んで平常時のサイズに
戻った彼のペニスは、僕がぶっかけてしまった精液と自らが放った精液が混じり合い、ぐ
ちゃぐちゃに汚れていた。
全身真っ黒に日焼けしている中で、唯一元々の肌の色を保っている部分。そのまた中央
で露わになっている彼の汚れた性器はモニターの光を受けて怪しい光を放ち、秘宝の在り
処を指し示しているかのように見えた。
禁じられた扉の向こう側へと誘われているかのような錯覚さえ覚えた。こんなにも官能
的で劣情を催す光景は、今まで見たことが無い。それが証拠に、佳主馬くんより先に絶頂
に達して落ち着きを取り戻している筈の僕のペニスは、今再びドクンドクンと脈を打ち、
ムクムクと膨張を始めていた。
ところで、オナニーの後始末はどうしよう。あいにく僕はいつもポケットティッシュを
持ち歩くほど用意周到じゃないし、『あらわし』墜落の影響で散乱とした納戸の中で間抜
けな格好を晒したままティッシュの箱を探して回るのも億劫だし……
そんな時、一つの考えが頭にふと浮かんだ。そのおぞましい内容に、僕は戦慄した。そ
の考えとは、佳主馬くんのペニスを僕の口に含ませて精液を舐め取る――つまり、僕が佳
主馬くんにフェラチオして差し上げるというものだった。
……。
待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て!!
僕はブルブルと頭(かぶり)を振った。
いくら何でも中学生の男の子相手にそんな事!一体僕は何を考えているんだ!ここから
先は危険すぎる!
でも……でも……
僕は再び、恍惚の表情を浮かべたままの佳主馬くんに視線を移した。
佳主馬くんの呼吸は未だ整っておらず、胸が荒々しく上下に動いていた。腰の力が抜け
切ったのか、内股なって床に尻餅をついていた。
後になって冷静に考えれば、陣内家の水道は生きているんだし、一時の恥を忍んで風呂
場まで歩いていき、水浴びがてら汚れてしまったお互いの股間を洗い流すだけで十分だっ
たのかもしれない。
でも、僕はそんな佳主馬くんを見ると、万助さんから拳法の手ほどきを受けていて実際
は強い筈の佳主馬くんが急にか弱く思えてきて……何ていうかその、愛おしい気持ちがこ
み上げてたまらなくなった。今すぐ、佳主馬くんの身体を介抱してやりたいという気持ち
になったんだ。
それにしても何で、フェラチオなんて発想が出てくるんだろう。頭がおかしくなってい
るんだろうか。僕は既に、禁じられた扉の向こう側に立っているのかもしれない。
860 名前:健二の献身的な後始末 2/6[sage] 投稿日:2009/09/14(月) 03:52:14 ID:???
僕の頭の中では、「自重せよ」と警告を発する天使と「自分の好きなようにやりなさい」
と僕の背中を押そうとする悪魔が、幼い頃に読んだギャグ漫画のようにせめぎ合っていた。
しかし、こういう場面で天使が悪魔に打ち勝った例は少ないだろう。
葛藤を振り払うのに、殆ど時間は掛からなかった。
「ねえ、佳主馬くん……立てるかい?」
「え? あ、うん……」
まだ意識がぼんやりとしていたのか、佳主馬くんは眠たそうな声を上げた。しかし、質
問の意味は理解してくれたのか、言われるがままその場にすっくと立ち上がった。
僕は佳主馬くんの目の前で膝を立てて腰をかがめ、視線を佳主馬くんのペニスへ向けた。
そして顔を少しずつ、これから僕が咥えようとしているものへ近づけていった。
イカ臭いとよく表現される精液の臭いが、僕の鼻腔を刺激した。だけど不思議と嫌な感
じはしなかった。それはこれが自分自身の精液だからなのか、それとも佳主馬くんの精液
だからなのか……そんな事はもう、どうでもよくなっていた。
あと数センチ近づけば、佳主馬くんのペニスの先端と僕の唇が触れ合う所まで来たその
時。
「お兄さん……何、してるの?」
不意に上から佳主馬くんの驚いたような声が降ってきた。
考えてみれば、それも当然の事だった。恐らく佳主馬くんは性行為に関する知識を殆ど
持ち合わせていないだろう。フェラチオという言葉も、その意味も知らないだろう。無論、
僕だって年相応の知識しか持ち合わせていないし、フェラチオがどんな事なのかは知って
いても、それを実際にしてもらったことは一度も無い。
ましてやそれをこれから自分が、しかも中学生の男の子相手にしようなんて、夢にも思
わなかった。こんなはしたない事をするなんて、誰がどう考えたって変態じゃないか。
だけど、僕はもう自分自身を抑えられなくなっていた。だだっ広い屋敷の中で、二人き
りで狭くて暗い密室に閉じ篭っているという状況がそうさせたのだろうか。僕のものとも
佳主馬くんのものともつかない精液の臭いがそうさせたのだろうか。
とにかく僕は、佳主馬くんが必死に抵抗しそうな気配を感じて、対策を立てておかなけ
ればならないと思った。
「いいからじっとしてて」
言うが早いか、僕は両腕を佳主馬くんの臀部に回し、左右の尻の肉を鷲掴みにしていた。
少林寺拳法で日頃から身体を鍛えているだけあって、佳主馬くんの尻は程よく引き締
まっていて十分な弾力を持っていた。感触はなかなかのものだった。
「ちょっと、何してるのお兄さん!手を離してよ!」
案の定、佳主馬くんは抗議の声を上げて、腰を後ろに引こうとした。大殿筋に力が籠る
様子が僕の手のひらに伝わってきた。
僕は負けまいと両腕にありったけの力を込め、必死の抵抗を試みる佳主馬くんの腰をそ
の場に押しとどめた。
ここでグズグズしていたら、疲労を来した僕の両腕から力が抜けた拍子に佳主馬くんが
逃げてしまう。そうなったら一巻の終わりだ。脱兎の如く納戸を飛び出して、それっきり
僕に近寄って来なくなるだろう。
ここまで来たら、乗り掛かった船だ。やると決めたら、最後までやり遂げないと!中途
半端はお互い後味が悪い。佳主馬くんに申し訳が立たない。
僕は意を決して、一口に佳主馬くんのペニスを頬張った。
「~~~~~~~~~~~~っ!!」
佳主馬くんの声にならない叫びが、呻き声になって部屋中に響いた。心なしか、佳主馬
くんの全身がわなわなと震えているような気がした。
ごめんよ佳主馬くん。でもこうしないと佳主馬くんの汚れたペニスを綺麗にできない
じゃないか。そう、これはあくまでお掃除。決してやましい気持ちでこんな事をしている
訳じゃないんだ――
この期に及んで内心でこんな言い訳をしている自分が、情けないやら腹立たしいやら
……。
861 名前:健二の献身的な後始末 3/6[sage] 投稿日:2009/09/14(月) 03:53:00 ID:???
先程も述べたが、僕にはフェラチオに関する知識は有っても経験は皆無だ。ようはぶっ
つけ本番ということになるのだが、目的はあくまで佳主馬くんのペニスに纏わりついた精
液を舐め取って綺麗にすることであって、フェラチオの上手い下手は関係ない筈だ。
僕は自分自身にそう言い聞かせて、佳主馬くんのペニスの掃除を始めた……とは言うも
のの。
混じり合っているとはいえ、この精液って大半は僕のものなんだよな。自分の精液を舐
め取るなんて、かなりアレだよなあ……
そこで僕は、量の少ない佳主馬くんの精液に意識を傾けることにした。
佳主馬くんのペニスは、本人にはちょっと言い辛いんだけど、小柄な体格に似つかわし
く小ぶりで、根元まで顔面を押し付けてもなお口の中に余裕が有りそうだった。舌を出来
る限り伸ばしてみると、付け根の部分まで届いた。
嘗め回すように舌を佳主馬くんのペニスに這わせると、ドロドロの液体が舌に絡み付い
てきた。そのままペニスの先端に向けて舌を引っ込めて、ゴクンと喉を鳴らして舌に絡み
ついた精液を飲み込んだ。
佳主馬くんの汚れた性器に顔を近づけた時よりもずっと濃厚な精液の臭いが口一杯に広
がり、喉を通じて鼻腔にまで伝わってきた。初めて口にした精液の味は、お世辞にも旨い
とは言えなかった。少しだけしょっぱくて、何だか苦い……
思わずゴホゴホとむせ返りそうになるが、必死で我慢した。
続いて、すっかり萎んで皮を被ってしまった亀頭部分の掃除に取り掛かる。この部分が
一番大事だ。皮を被った亀頭部分に精液が残ったままだと後で大変な事になる。特に第二
次性徴が始まった佳主馬くん位の子の場合、チーズのような恥后と混じり合って酷い悪臭
を放つだろう。放置すると陰茎癌の原因になるという話も聞いたことがある。
実際、僕も中学生の頃はオナニーをしたかどうかに関わらず、毎日風呂場で皮を剥いて
は亀頭を洗っていたのを憶えている。
ここから先は、気が抜けないな……丹念に掃除してあげるとしよう。
僕は親に内緒で買ったエロ本で得た人様には言えない知識を総動員して、佳主馬くんの
亀頭を綺麗にする作業を始めた。
862 名前:健二の献身的な後始末 4/6[sage] 投稿日:2009/09/14(月) 03:53:48 ID:???
ペニスの根元まで咥えていた口を亀頭の根元まで戻し、梅干を食べた時のように口をす
ぼめてから再び根元へと頭ごと沈める。すると、亀頭内部に残っていた精液がローション
の役目を果たしたのか、佳主馬くんの亀頭を覆っていた包皮はいとも簡単につるんと剥け
た。
再び、イカ臭い精液の臭いが口一杯に広がった。
この時、「う……あ……」という佳主馬くんの小さな呻き声が聴こえるともなしに聴こ
えた。感じているのだろうか……と僕は直感でそんな事を考えていた。しかし構わず作業
を続けることにした。
頭の位置が亀頭部分に舌を這わせやすい所に来るように調節し、舌をチロチロと亀頭に
這わせたり、円を描くように亀頭全体を嘗め回したりした。
僕の舌に再度、精液が絡め取られていく。そしてまた、佳主馬くんのペニスを咥えたま
まゴクンと飲み干した。どうもこの味には慣れない。世の中には精液を飲むのが好きな人
達が居るらしいが、僕にはちょっと信じられなかった。
特にカリ首の根元は汚れが残り易い部分だ。そのくせ舌が届き難い。シックスナインの
体勢なら却って楽そうだが、そんな贅沢も言ってられない。
僕は身体を横に揺らしながら、頭の向きを地面からなるべく水平方向に持っていき、慣
れない舌遣いでどうにか舌をカリ首の根元にまで届かせようとした。
これって結構、首が疲れるな……アダルトビデオの女優さんも大変な仕事なんだな。
決して人様には見せられない、はしたない行為に及んでいるにも拘らず、僕はそんな呑
気な事を考えていた。しかし、そんな平和ボケした思考はさっきから僕の鼓膜をくすぐる
声によって次第に掻き消されていった。
その声の主は、他ならぬ佳主馬くんだった。
「あ……あ……う、あ……」
佳主馬くんの声が次第に大きくなっていく。それに加えて艶も帯びてきたようだ。まる
で女の子が喘いでいるようだ。愚直に反応を示す自分のモノが何とも憎らしい。
そう、僕が佳主馬くんのペニスの掃除に勤しんでいる間に、佳主馬くんは性的な快感を
得ていたのだ。というより、僕が彼に与えていたと言った方が適切なのか。気が付くと、
僕の手から逃れようと力を籠めていた筈の佳主馬くんの下半身は、既に硬直するのを止め
ていた。
そういえば僕が佳主馬くんのペニスを嘗め回していくうちに口の中で大きくなっていく
ような感触があったし、自分の腕に力を入れたままなのを忘れていたが為に下腹部に頭を
打ち付けそうになって、無意識のうちに佳主馬くんの尻を掴んでいた両手を離してしまっ
たような気がする。正直な話、あまりよく憶えていないけど。
863 名前:健二の献身的な後始末 5/6[sage] 投稿日:2009/09/14(月) 03:54:34 ID:???
もう十分だろうと思い、僕は口の中に頬張っていた佳主馬くんのペニスを解放した。そ
して、精液が残っていないかどうかをモニターから漏れている光を頼りに観察した。
僕の目で見る限りでは、佳主馬くんのペニスに白くてドロドロした液体は残っていない
ようだ。その代わりに僕の唾液がたっぷりと付けられていて、てらてらと光っていた。
佳主馬くんのペニスはすっかり勃起した状態で、鈴口が天井を向いていた。やはり気持
ち良かったのか。ぶっつけ本番にしてはよく出来たほうじゃないか……って何を自画自賛
しているんだ!
そんな具合に頭の中でボケとツッコミを忙しなくかましていたのだが、
「お兄さん……」
佳主馬くんが僕を呼ぶ声がして、はっと我に返った。
本当に情けないことに、こんな大胆な事をしでかしておいて、それでも尚、僕は佳主馬
くんの顔を見ることが出来なかった。どれだけ怒っているのか判らないという恐怖と、こ
んなはしたない事をしてしまった自分自身に対する羞恥心によって、どうしても顔を上げ
ることが出来なかった。
納戸の引き戸を締め切ってから結構時間が経っている。僕と佳主馬くんの身体の熱とパ
ソコンの生温い排気でだいぶ熱が篭っている筈なのに、全身に冷や汗がじわじわと沸き
立ってきた。心臓がバクバクと高鳴り、口から飛び出しそうだった。
「ご……」
顎が震えて、上下の前歯が擦れ合ってカチカチと音を立てている。僕は若干量の精液が
残っている佳主馬くんの足元に視線を落としたまま、一気にまくし立てた。
「ごごごめんよ佳主馬くん!いきなりで本当にびっくりしただろうけど仕方が無かったん
だ!だって佳主馬くんのチ○コ最初に汚しちゃったのは僕だし、でもティッシュはすぐに
見つかりそうも無かったし、手っ取り早く片付けるにはこうするのが良かったんじゃない
かと思って……」
次第に発する声が弱くなっていく。
「決してやましい気持ちで、こんな事をしたわけじゃ、無いんだ……」
最後のほうは蚊が鳴くような小さな声で呟きながら、僕はおそるおそる顔を上げた。
不意に、僕の視線と佳主馬くんの視線が合わさった。刹那、全身を地獄の業火に焼かれ
るような感覚に襲われた。まるで尻に火が点いたかのように、その場で思い切りジャンプ
しそうになった。
しかし、これ以上不審な行動を取って既に無くなっているかもしれない佳主馬くんの信
頼をますます損なうわけにはいかない。ここはグッと堪えて、佳主馬くんがどんな表情を
浮かべているのか伺うことにした。
864 名前:健二の献身的な後始末 6/6[sage] 投稿日:2009/09/14(月) 03:55:19 ID:???
……。
佳主馬くんの表情は、驚いたことに怒りの表情を浮かべていなかった。何と表現したら
良いんだろう……少なくともびっくりしていることは確かだろう。そりゃそうだ、佳主馬
くんは僕に自分の知識や常識の範疇を超えていたであろう事をされたんだ。どんなリアク
ションを取ったら良いのかまるで解らないのは当然だろう。
楽観的かもしれないけど、どうやらまだ本格的に嫌われたわけでは無さそうだ。しかし
どういうわけか佳主馬くんの頬や耳たぶがほんのりピンク色に染まっているぞ?これは一
体、どうしたことだろう……
心の中でひとまず胸を撫で下ろしながらも、頭に浮かんだ疑問をグルグルと駆け巡らせ
ていると、佳主馬くんが口を開いた。
一体どんな言葉を投げ掛けられるんだろう……背筋に緊張が走る。
「ああ、そういう事だったの……何だかよく解らないけど、ありがとう……」
この反応は正直言って、予想だにしていなかった。僕はもっとこう、罵倒の言葉を散々
浴びせられるんじゃないかと思っていた。
でも佳主馬くんからお礼の言葉を聞いて、今度こそ本当に安心した。良かった……中途
半端なところで終わらせず、最後までやり遂げたのが功を奏したようだ。
さてと、オナニーの後始末も済んだし、佳主馬くんには嫌われずに済んだし、これにて
一件落着かな。それにしても暑いな……たくさん汗かいちゃったよ。喉も渇いたな。台所
に行って何か冷たい飲み物でも……その前に一風呂浴びて汗を流すのが先かな?あいにく
お湯は出ないけど……
蒸し風呂のような密室を出てから何をしようかあれこれ考えていたその時。
「ところでさ……これ、どうにかしてくれる?」
佳主馬くんは少し恥ずかしそうに勃起したままの自分のペニスを指差しながら、僕に問
い掛けてきた。その言葉を聞いたとき、僕は今更ながら、僕達はもう後戻りできない境地
に達してしまったことを悟ったのだ。