13 名前:しょたえろ後編1[sage] 投稿日:2009/09/16(水) 01:59:39
ID:???
*
「お兄さん」
「うん。なあに?」
「えっと……あの、さ」
ぎゅっと拳を握ったまま、佳主馬くんは納戸のフローリングに視線を這わせている。
射精したばかりとは言え佳主馬くんは中学生で、萎えている陰茎をぺろぺろ舐め続けている僕のせいだろうか、すぐに佳主馬くんは元気を取り戻していた。
「こんなの、フェアじゃないよ……」
「えっ?」
「不公平だって言ってんの。僕ばっかりやられてて、フェアじゃない」
ええと、それはどういう意味なんだろう。
ふん、と顔を逸らす佳主馬くんは耳まで真っ赤で、ああもう可愛いな!
一部のマニアな人たちからしたらたまらないだろう扇情的な格好のまま、佳主馬くんは子供っぽく口を尖らせてそっぽをむいている。
「だから、いいよね?」
何が、と僕が聞き返す前に、佳主馬くんは僕の肩を掴んで思い切り突き飛ばした。
知らない天井d(ry じゃなくて!
15 名前:しょたえろ後編2[sage] 投稿日:2009/09/16(水) 02:00:25 ID:???
「い、いいって……何が?」
「お兄さんが僕にしたこと。僕がお兄さんにもしてあげるよ」
「え、いや、ちょっとそれは、」
まずいっていうかなんて言うか色々とヤバい。かなり危ない気がする。
既に新境地へのトビラを壊す勢いで開けていると言うのに、一歩踏み出すような真似はご遠慮したいって言うか……。
「お兄さんさ、さっき僕の舐めながら興奮してたでしょ?」
「うっ、それは……それは本当にごめんなさいっ!」
にんまりと笑うと、佳主馬くんは僕にのしかかりズボンのベルトに手をかけた。
妙に手馴れたてつきでベルトを外すと、ゆっくりとズボンを下げていく。
(……僕、変なパンツはいてないよね? いやいや、それどころじゃないって。これは本当にまずい。なんとかして、止めなくちゃ……!)
ボクサーパンツを一撫ですると佳主馬くんはこくん、と小さな喉を鳴らした。
勢いよくパンツをずり降ろされ、僕の陰茎がぶるんと飛び出す。
「うわっ、すげえ……」
16 名前:しょたえろ後編3[sage] 投稿日:2009/09/16(水) 02:01:13 ID:???
僕の陰茎自体はそんなに大きくはない筈なんだけれど、そもそも小柄な佳主馬くんからしたら相当な大きさに見えるだろうし、今はこれ以上ない位に勃起している。
赤く隆々した陰茎はとってもグロテスクに写っている。……んだけど、佳主馬くんは笑顔さえ浮かべて(可愛い……!)嬉々としていた。
「お兄さんの、お腹にくっついちゃいそうだね」
ほぅ、と艶っぽいため息を漏らしながら佳主馬くんがつんつんと亀頭のさきっぽを突付く。
それによって僕の陰茎は天を仰ぐどころか本当にそっくりかえっちゃって、見た目にも苦しそうだ。実際、ちょっと痛いくらいだし……。
ああもう、まずいって本当に……っ! 突付かれるだけでコレなのに、フェラなんてされたら一瞬でイっちゃうかもしれない。
「あのさ、どうすればいいか分からないから教えてくれる?」
「えっと教えるって……フェラを?」
「うん。ふぇらって言うの? さっきのヤツ」
佳主馬くんの薄い唇から発せられる淫語は破壊力抜群だった。
これ以上はまずい、なんて思ってた僕はもういない。
うん、仕方ない。僕は言い成り草食系男子だもの。成るようになるさ……。
17 名前:しょたえろ後編4[sage] 投稿日:2009/09/16(水) 02:01:49 ID:???
「えっと、まず亀頭の先っちょとかまわりを舌でつつくみたいに舐めてみて」
「んっ、……」
恐る恐る、と言った様子で佳主馬くんの舌がちろちろと覗く。
まるで焦らされてるみたいで僕にはたまらないんだけど、本人にその自覚はないだろう。
「そ、そのままぱくって咥えて、うん……っ。つばをたくさん出して吸い付きながら奥まで、うぅ、出したり入れたり繰り返してみて」
全部AVのウケウリなんだけど、非常にたどたどしい佳主馬くんの動きと熟練のAV女優みたいな技のミスマッチがすごい。
佳主馬くんの唾液でテラテラと光るちんこが自分のものながらエロくて、僕はイクのを我慢するのに必死だった。
いや僕がイクのを我慢するアレはないんだけれど、この光景をもっと見ていたいっていうか、勿体無いって言うか……。
「ふっ……んむぅ……」
時折甘い声を漏らしながら、一生懸命に僕の陰茎に吸い付いているこの光景を目に焼き付けておけば、しばらくオカズには困らなそうだ。
歯を立てないように気を使ってくれているのか、根元近くまで咥える度にえずいて、それでも健気に僕の言った通りにしてくれている。
涙をいっぱいに溜めた目で見上げながら、佳主馬くんが視線で気持ちいいか、と尋ねてきた(んだと思う)。
18 名前:しょたえろ後編5[sage] 投稿日:2009/09/16(水) 02:02:21 ID:???
「き、きもちいいよ……次は少し強めに吸ってみて。ほっぺの内側に擦り付けながら……っ」
「……んんっ……むぐ、」
佳主馬くんの口内はぬるぬるとあたたかくて、頬の肉はやわらかくてすごい気持ちいい。
亀頭がこすりつけられる事によってつばくむほっぺに合わせて、唾液で濡れた舌先がカリの裏側に絡み付いてきた。
手持ち無沙汰だった右手を玉に添えながら、左手を上下にゆるゆると動かし竿を刺激してくる。
本当にこれがさっきまでフェラも知らなかった少年のテクニックなんだろうか。
さすが、格闘技の世界チャンピオン……。
「うぅ、んぐ……っ」
顔にかかる前髪をうざったそうにかきあげ、段々と上下運動を早めてゆく。
舌先での刺激も続けながら、ちゅるちゅると音を立てて鈴口からガマン汁を吸われ、次第に頭が真っ白になって何も考えられなくなる。
ああダメだ、もう出ちゃう。
口を離させないと、口内に出してしまう。
でももういちいち申告している余裕はない。
「か、佳主馬くんっ!」
19 名前:しょたえろ後編6[sage] 投稿日:2009/09/16(水) 02:02:53 ID:???
僕は佳主馬くんの頭を掴み、あろうことかぐっと押さえつけた。
「……!!」
どくんっ
佳主馬くんの顔が驚愕に歪むのが分かった。
次々と吐き出される液体を、健気に口を窄めて漏らそうとしない。深く陰茎をくわえこんで僕の精液を全て受け止めていた。
「……ん」
「だ、大丈夫?」
こくん。
ゆっくりと頷く。
それにあわせて少しずつゆっくりと白い液体を飲み下していく。
紅潮とした表情からはいつものような冷静さは感じられず、落ち着きを失っているようにも見える。
実際、そうなんだと思う。
精液なんて美味しいはずもないのに、佳主馬くんは結局全てを喉の奥に流し込んだ。
「まずっ……」
唾液でてらっている唇を赤い舌先でぺろりと舐める。
「飲んじゃった」
「……なんかごめんっ! ほんと気持ちよくて意味分かんなくなっちゃってっ! ええと、でもその、ありがとう……」
「別にいいよ。お兄さんのこと嫌いじゃないし」
今の状況に相応しくないくらいに無邪気に佳主馬くんは笑った。
か、かわいい……っ!!
20 名前:しょたえろ後編7[sage] 投稿日:2009/09/16(水) 02:03:38 ID:???
身体の中心がじんじんと熱くなるのを感じて、僕は慌てて散らばった洋服をかきあつめて乱暴に身に着ける。
「ぼ、僕、お風呂にでも入ってくるよっ! あ、あああ汗かいたし!」
精液と汗のにおいが充満していて蒸し暑く、くらくらする。この納戸に居ては、更に一線を越えてしまいそうな気がするっ!
それだけは絶対まずいし、ダメだ。何かに目覚めてしまうかもしれない。
というか、目覚めかけてる。それだけはダメだ、絶対。うん、ダメだっ!!
一回抜いて、まだ冷静なうちにこの場を立ち去らないとっ……!
いそいそと納戸を出て行こうとした僕の手を佳主馬くんが掴んだ。
その一つ一つの仕草や動作が僕をたまらなくさせる。それを天然でやってるんだから性質が悪い。
振り返っちゃダメだって分かってる。けれどもぎゅっと掌を握られて、僕はもう振り返るしかなかった。
21 名前:しょたえろ後編8[sage] 投稿日:2009/09/16(水) 02:04:05 ID:???
「ボクも入る」
「……えっ」
「男同士じゃん。一緒でいいでしょ」
全然まったく非常にとってもよくない!
「ええええぇぇ?! 一緒って……僕と、佳主馬くんが?!」
そんなの絶対よくない。よくないけどっ……!
「イヤなの?」
不満そうに口を尖らせた佳主馬くんが眉をひそめた。
天然ばんざい。
もうどうにでもなればいい。
僕は無心で首を横に振っていた。
おわり