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算術演算

このセクションでは、算術演算について記述します。

ActionAdd

ActionAdd は 2 つの値を加算し、結果をスタックにプッシュします。

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ActionAdd ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x0A

ActionAdd は次のことを行います。

  1. 値 A をスタックからポップする。
  2. 値 B をスタックからポップする。
  3. A と B を浮動小数点数に変換する。数値でない値の場合は 0 とする。
  4. A と B の値を加算する
  5. A + B の結果をスタックにプッシュする

ActionSubtract

ActionSubtract は 2 つの値を減算し、結果をスタックにプッシュします。

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ActionSubtract ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x0B

ActionSubtract は次のことを行います。

  1. 値 A をスタックからポップする。
  2. 値 B をスタックからポップする。
  3. A と B を浮動小数点数に変換する。数値でない値の場合は 0 とする。
  4. B から A の値を減算する
  5. B - A の結果をスタックにプッシュする

ActionMultiply

ActionMultiply は 2 つの値を乗算し、結果をスタックにプッシュします。

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ActionMultiply ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x0C

ActionMultiply は次のことを行います。

  1. 値 A をスタックからポップする。
  2. 値 B をスタックからポップする。
  3. A と B を浮動小数点数に変換する。数値でない値の場合は 0 とする。
  4. A と B の値を乗算する
  5. A * B の結果をスタックにプッシュする

ActionDivide

ActionMultiply は 2 つの値を除算し、結果をスタックにプッシュします。

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ActionDivide ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x0D

ActionDivide は次のことを行います。

  1. 値 A をスタックからポップする。
  2. 値 B をスタックからポップする。
  3. A と B を浮動小数点数に変換する。数値でない値の場合は 0 とする。
  4. B を A の値で除算する
  5. B / A の結果をスタックにプッシュする
  6. SWF 5 以降: A が 0 の場合、結果の値として NaN, Infinity, -Infinity のいずれかがスタックにプッシュされる。 SWF 4: A が 0 の場合、結果の値が文字列の #ERROR# になる。

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最終更新:2017年02月20日 20:58