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ムービー制御

ActionGetURL2

ActionGetURL2 は、 URL からデータを取得します (スタックベース版)。

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ActionGetURL2 ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x9A
Length は常に 1
SendVarsMethod UB[2] 0 = None
1 = GET
2 = POST
Reserved UB[4] 常に 0
LoadTargetFlag UB[1] 0 = ターゲットはブラウザのウインドウ
1 = ターゲットはスプライトへのパス
LoadVariablesFlag UB[1] 0 = ロードする内容は変数でない
1 = ロードする内容は変数

ActionGetURL2 は次のことを行います。

  1. Target をスタックからポップする
  • LoadTargetFlag が 0 の時、 Target はウインドウになる。 Target を空文字列にすると、現在のウインドウを指す。
  • LoadTargetFlag が 1 の時、 Target はスプライトへのパスになる。 Target パスはスラッシュまたはドットを使ったシンタックスで表記する。
  1. スタックから URL をポップする URL は検索する URL を指定する。
  2. SendVarsMethod フィールドで、 HTTP リクエスト時の method を指定する。
  • SendVarsMethod が 0 の時、フォームリクエストではない状態になり、ムービークリップの変数はエンコードと送信が行われない。
  • SendVarsMethod が 1 の時、 HTTP GET リクエストを指定する。
  • SendVarsMethod が 2 の時、 HTTP POST リクエストを指定する。
  1. SendVarsMethod が 1 (GET) か 2 (POST) の時、現在のムービークリップの変数は x-www-form-urlencoded エンコーディングで URL に送信される。

LoadVariablesFlag がセットされている時、サーバからのレスポンスの MIME タイプが application/x-www-form-urlencoded で、 body が var1=value1&var2=value2&...&varx=valuex というような形式になっていると仮定します。 このレスポンスは、画面に表示される代わりに、 ActionScript の変数化されます。 LoadTargetFlag が 0 の時は、この変数はタイムライン変数となり、 LoadTargetFlag が 1 の時は、指定されたスプライトの変数となります。

LoadVariablesFlag を指定しない状態で LoadTargetFlag が指定された時は、サーバからのレスポンスの MIME タイプが application/x-shockwave-flash で、 body が SWF ファイルであると仮定されます。 このレスポンスは、 HTML ドキュメントとしてではなく、 子ファイルとして指定されたスプライトにロードされます。

ActionGotoFrame2

ActionGotoFrame2 は、 フレームに移動します (スタックベース版)。

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ActionGotoFrame2 ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x9F
Reserved UB[6] 常に 0
SceneBiasFlag UB[1] シーンバイアスフラグ
Play flag UB[1] 0 = フレームに移動した後停止
1 = フレームに移動した後再生
SceneBias If SceneBiasFlag = 1, UI16 スタックの引数により指定されたフレームに追加する数

ActionGotoFrame2 は次のことを行います。

  1. スタックから frame を 1 つポップする
  • frame が数値の時、数値を n とすると、次に表示されるフレームは、現在のムービークリップの n 番目のフレームになる。
  • frame が文字列の時、 frame はフレームラベルとして扱われる。現在のムービークリップにラベルが存在する時、そのラベルの付いたフレームが現在のフレームになる。他の場合、アクションは無視される。
  1. frame のラベルか数値は、ターゲットパスの接頭辞を付けることができる。 例えば、 /MovieClip:3 もしくは /MovieClip:FrameLabel のようにする。
  2. Play flag がセットされている時、指定されたフレームに移動した後、それを囲むムービークリップの再生が開始される。 セットされていない場合、指定されたフレームに移動した後、停止する。

ActionSetTarget2

ActionSetTarget2 は、現在のコンテキストを設定します (スタックベース版)。

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ActionSetTarget2 ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x20

ActionSetTarget2 は、ターゲットをスタックからポップし、それを現在のアクティブコンテキストに設定します。 このアクションは ActionSetTarget とほぼ同じ動作をしますが、式の評価結果をターゲットパスとして使用することができます。

ActionGetProperty

ActionGetProperty は、ファイルプロパティを取得します。

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ActionGetProperty ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x22

ActionGetProperty は、次のことを行います。

  1. スタックから index をポップします。
  2. スタックから target をポップします。
  3. ターゲットパス target にあるムービークリップの、列挙されたプロパティの中の index から値を取得し、スタックにプッシュします。

次の表は、プロパティインデックスのリストです。 _quality, _xmouse, _ymouse プロパティは、 SWF 5 以降で使用可能です。

プロパティ
_X 0
_Y 1
_xscale 2
_yscale 3
_currentframe 4
_totalframes 5
_alpha 6
_visible 7
_width 8
_height 9
_rotation 10
_target 11
_framesloaded 12
_name 13
_droptarget 14
_url 15
_highquality 16
_focusrect 17
_soundbuftime 18
_quality 19
_xmouse 20
_ymouse 21

ActionSetProperty

ActionSetProperty は、ファイルプロパティをセットします。

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ActionSetProperty ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x23

ActionSetProperty は、次のことを行います。

  1. value をスタックからポップする
  2. index をスタックからポップする
  3. target をスタックからポップする
  4. ターゲットパス target にあるムービークリップの、列挙されたプロパティの中の index の内容を value に設定します。

ActionCloneSprite

ActionCloneSprite は、スプライトをコピー (クローン) します。

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ActionCloneSprite ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x24

ActionCloneSprite は、次のことを行います。

  1. depth をスタックからポップする
  2. target をスタックからポップする
  3. source をスタックからポップする
  4. source で指定されたムービークリップを、新しい名前 target を使ってコピーし、Z オーダー depth に配置します。

ActionRemoveSprite

ActionRemoveSprite は、クローンスプライトを取り除きます。

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ActionRemoveSprite ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x25

ActionRemoveSprite は、次のことを行います。

  1. target をスタックからポップする
  2. ターゲットパス target で指定されたクローンスプライトを取り除きます。

ActionStartDrag

ActionStartDrag は、ムービークリップのドラッグを開始します。

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ActionStartDrag ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x27

ActionStartDrag は、次のことを行います。

  1. target をスタックからポップする target は、ドラッグするムービークリップの識別子です。
  2. lockcenter をスタックからポップする lockcenter が 0 でない場合、ドラッグするムービークリップの中心がマウスのポジションに固定されます。 0 の場合、ドラッグするムービークリップはマウスのポジションからの相対的な位置にドラッグ開始時に移動されます。
  3. constrain をスタックからポップする
  4. constrain が 0 でない場合、
  • y2 をスタックからポップする
  • x2 をスタックからポップする
  • y1 をスタックからポップする
  • x1 をスタックからポップする

ActionEndDrag

ActionEndDrag は、ドラッグ操作を終了します。

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ActionEndDrag ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x28

ActionWaitForFrame2

ActionWaitForFrame2 は、フレームのロード完了を待ちます (スタックベース版)。

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ActionWaitForFrame2 ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x8D
Length は常に 1
SkipCount UI8 スキップするアクションの数

ActionWaitForFrame2 は、次のことを行います。

  1. frame をスタックからポップする
  2. frame がロードされている時、現在のアクションの次の n 個のアクションをスキップします。n は SkipCount で指定します。(仕様書ミス、実際にはロードされていない時にスキップする)

frame の値は、 ActionGotoFrame2 と同じ方法で評価されます。

移動

最終更新:2017年02月20日 21:01