最高責任者の娘という肩書きだけで通用するほど、騎士団はぬるい存在ではない。
 「それじゃあ、マーゴ、こっちはもう真夜中だから失礼させてもらうよ、今後ともよろしくね。」
 『ええ、ヒウラ、おやすみ! 会えるのを楽しみにしてるわッ じゃねっ!!』
もう義純は眠くてしょうがなかった・・・。
受話器を置くと、ソファに倒れるようにして眠り込む。
後はもう明日だ・・・。

・・・さて、ここまで、騎士団極東支部支部長、日浦義純の行動を皆様にお見せしてきた。
しかし、皆様には申し訳ないが、彼の物語はここで終了する。
いつかまた彼に会う事があるかもしれない・・・。
次の第十九話以降は、翌日の物語ではあるが、『彼女』の、記憶を辿るという形で、
このカルト教会壊滅の経緯を供述しよう・・・。


最終更新:2007年04月17日 14:05