VF-31

『期待のオールドルーキー。VF-25に負けず劣らずの機体性能に空戦能力。改良機はVF-29Bにも手が届きそうなほどの高性能。』

軍事雑誌より

概要



各方面が独自配備している新型VFに対抗すべく開発させた機体。民間軍事プロバイダー「S.M.S」の支社が開発した高性能試作機「YF-30 クロノス」をベースに、新星インダストリー、L.A.I、アナハイムによる合弁企業「スーリヤ・エアロスペース」によって最初の型式である「VF-31A・B カイロス」が完成した
後部中央(ガウォーク・バトロイド形態時の背部)にはYF-30から継承された「マルチパーパスコンテナユニット」を備え、これを換装することでマルチロールな運用を可能としている。YF-30自体が「YF-24 エボリューション」から派生した機体であることから、「ISC(慣性蓄積コンバーター)」や「EX-ギア・システム」などのシステムも標準装備されている。ただし、YF-30に搭載されていた高純度の「フォールドクォーツ」は調達困難な希少物質であるため、より小型のクォーツや、人造クォーツである「フォールドカーボン」で代用している。このため、基本性能はYF-30よりも大きく低下しているが、それでもマクロス・フロンティア船団製の「VF-25 メサイア」と同等以上の水準は維持されている。
星間複合企業体「ケイオス」の軍事部門にも複数の機体が供給され、各部隊で評価試験を兼ねた実戦運用が行われている。その一つであるΔ小隊には、改修機が配備され、「ジークフリード」の愛称で呼ばれている。

より純粋な戦闘任務に特化した機体で、YF-30に準じたクロースカップルドデルタ翼を採用しているが、垂直尾翼が外向きから内向きに変更され、カナードが大型化するなど仕様変更が施されている。フォールドクォーツもより純度の劣るフォールドカーボンを採用しているため、フォールドウェーブシステムは搭載されていない。

宇宙軍はVF-25を中心に調達しており、本機は空軍を中心に調達される予定である。空軍は通常の航空機の運用が多いが、VF-19とVF-11を中心とした可変戦闘機も運用している。VF-11の用途廃止が今後確実に来るのと昨今の新型機ラッシュに対抗する意味でも新型機を用意する必要もあった。

軍内部ではVF-25よりも後発の為、「オールドルーキー」と呼ばれている。

内部


セントラルコンピューターの演算機能は最新鋭機らしくどの可変戦闘機よりも優れている。
将来に改良をするための余地も残した機体設計も行い、抜かりはない。オールドルーキーのあだ名は伊達ではない

EODAS


AN/AAQ-37 EO DAS

電子光学分散開口システム(Electro Optical Distributed Aperture System, EO DAS)と呼ばれるシステムで、機体に6台の赤外線カメラを固定式に装着し、各カメラが捉えた映像を合成処理して継ぎ目を無くして一つの映像として統合、全球状の視界を得られる。つまり、この戦闘機には光学的な死角は存在しない。
AN/AAQ-37の画像はHMDヘルメットのバイザーに投影され、パイロットは透明なキャノピーではない機体フレーム部分の方向を真下だろうと真後ろだろうと見る事ができる。目標を自動で警戒・探知・捕捉・追尾する機能を持ち、兵装と連動する事で死角に居る敵を攻撃可能。短距離空対空ミサイルを前方に発射して180度旋回させて真後ろの敵を攻撃する事すら可能。このセンサーは近接格闘戦の戦い方を根本的に変えてしまう事になる。もはや機体の機動性の高さだけで近接格闘戦の優位性はきまらない。先進的な光学センサーにより、有視界戦闘で従来型の戦闘機を凌駕する能力を持っているセンサーは自動で敵味方を識別する事も可能で、お互いの編隊が接近して入り乱れた戦闘でも効果を発揮する
AN/AAQ-37は対空用のシステムだが、地上の目標も追尾が可能。対地用の光学センサーとして別にロッキード社のAN/AAQ-40 EOTS(電子光学照準システム)も搭載しており、AN/AAQ-37で広範囲を捜索追尾しAN/AAQ-40に引き渡して攻撃する事が可能。AN/AAQ-40は対空用のIRST(赤外線捜索追跡システム)としても動作可能で、遠距離の探知・照準を担当。AN/AAQ-37は広範囲を捜索するのに向いている。

もともとは空軍の戦闘機に使用されていたが、可変戦闘機にも使用されるようになった。テストベッドとしてアルビオン隊のVF-19Sに改修を受け、好評だったため、宇宙軍、空軍、海兵隊の可変戦闘機に使用される結果となった。全機退役となるVF-11とVF-31と交換となり空軍州兵に送られるVF-19、VF-171は改修の対象外となる。


武装


仮投稿
最終更新:2017年11月30日 20:01