3巻19号


発行日

1973年3月10日

ページ数

8

概要

1. クラブ連絡

この巻では、Walsh 関数の応用をさらに深める。
5節は a b の二つに割って、ひとつはいつものように音楽制作について、もうひとつは電子音楽の教育的側面について特集する。

3. 特集「Walsh関数を使ったエンベロープジェネレータ」

Walsh 関数を使ってのエンベロープ生成の数学的解説と、実現回路(未テスト)の紹介。

5a. 音楽制作 -- 整理整頓パート2

セッティングやパッチングなどを記録に取っておくと製作効率がうんと向上するよ。

5b. 電子音楽の教育的側面

電子音楽を音楽に取り入れる際にバーニーさんが考える「やって」と「だめ」を紹介。

やって:基本的なブロックとその動作を説明する
だめ:ミュージシャンに使いもしない電子技術の理論を教える
やって:電子機器の取り扱い方を教える。
だめ:ミュージシャンのやりそうにない組み立てやテスト技術を教える。簡単なリペアぐらいが実用的だしお金と時間の節約にもなる。
やって:科学的な原理を教える。音楽制作の助けになりまする。
だめ:デモや図なしに長い講義をやる。(管理者註:退屈なことするな、ということですよね)

6a. 文献レビュー

文献回し読みシステムは、大体うまく働いているが多少問題がある。皆さん切手はちゃんと貼ってね。

8a. 電源

どんな回路も電源が必要で、シンセの安定性は電源の品質に大きくかかっている。そういうわけで...と安定化技術を紹介:
  • 普通は基準電圧素子と出力を比較する負帰還回路で構成される。
  • uA723 と、723 の実用例を紹介。
  • 負電圧発生方法を紹介。
  • 新進のデバイスとして三端子レギュレータを紹介。

8b. 聴覚: ピッチ≠周波数

ピッチは、感覚量で、周波数は物理量。ピッチは周波数に依存するが完全に等しいものではない。音の強さによっても多少の影響を受ける。といった話。

9. 会員情報

ARP2600 売りますなど。

(2007.4.16)


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最終更新:2007年04月27日 23:56