バークレイズ・ピーエルシー
本店:英国 ロンドン市 E14 5HP チャーチル・プレイス 1
【商号履歴】
バークレイズ・ピーエルシー
【沿革】
バークレイズ・グループの起源は、17世紀にまで遡ることができるが、最初の企業体であるバークレイ・アンド・カンパニー・リミテッドは、銀行組合であるバークレイ・ベヴァン・トリットン・ランサム・ブヴァリー・アンド・カンパニーが英国の20の私立銀行と合併した1896年に、有限責任会社として設立された。1917年には、バークレイズ・バンクという名称が採用されている。英国における銀行業務は、1968年にマーティンズ・バンク・リミテッドを買収し、その活動をバークレイズ・バンクの活動と統合させることにより拡張された。そして1982年、同社は公開株式会社として再登記された。
バークレイズ・バンクは、英国と関係の存する諸国の銀行の出資持分を取得することによりその事業を海外に拡張した。1925年にこれらの海外事業活動は単一の会社に統合され、それに引き続いてバークレイズ・バンクD.C.Oという名称を付された。バークレイズ・バンクは1971年まで、その過半数を占める株主であったが、同年、少数株式を取得して同社を完全子会社とし、名称をバークレイズ・バンク・インターナショナル・リミテッド(以下「BBI」という。)に変更した。
1985年1月1日、英国の1984年バークレイズ・バンク法の条項の下で、バークレイズ・バンクは、バークレイズ・ピーエルシーと改称され、BBIの株式保有を除く全ての事業活動は、BBIに移転され、BBIは、バークレイズ・バンク・ピーエルシーと改称された。このようにして、バークレイズ・バンク・ピーエルシーは、当グループの主要な事業会社となり、英国及び海外における事業活動に責任を有している。バークレイズは、多くの海外諸国において事業活動を営んでいる。
(2) 日本における当社の沿革
バークレイズ・グループは、1969年3月東京に駐在員事務所を設置した。同事務所は1972年11月に、支店に格上げされ、現在同支店は通貨及び金利リスク・マネージメント等のキャピタル・マーケット商品、マネー・マーケット業務及び対企業金融を中心とする包括的な銀行業務を提供している。
1984年5月の外国銀行の信託銀行業務への参入規制撤廃の発表後、バークレイズは、現在バークレイズ・グローバル・インベスターズ信託銀行株式会社(Barclays Global Investors Japan Trust & Banking Co., Ltd.)として登記されているバークレイズ・ピーエルシーの完全子会社に対する信託銀行免許(日本の信託銀行により営まれる業務と類似する。)を大蔵省に申請し、免許を取得した。この会社は、1996年4月1日正式に設立された。この会社は、受託者としての資格において、国内及び国際的な投資運用業務を提供している。
1985年中には、バークレイズ・デズート・ウエッド(BZW)の前身であるデズート・アンド・ベヴァン及びバークレイズ・マーチャント・バンク・リミテッドが、外国証券業者に関する法律の下で、日本に駐在員事務所を設立するための認可を取得した。BZW証券会社は1987年に「支店」の地位を付与され、また大阪駐在員事務所(1990年に開設)は1991年に同様の地位を獲得した。
1993年1月、バークレイズ・サービセス・ジャパン・リミテッドは、日本における当グループに対して、情報技術並びに人事及び一般管理サービスを提供する業務を開始した。
バークレイズによるウェルズ・ファーゴ・
ニッコー・インベストメント・アドバイザーズの買収後、1996年1月から、当グループは、日本において日興證券株式会社と共に、国内の年金基金スポンサー向けの定量的投資運用手法を専門とするバークレイズ日興グローバル・インベスターズ株式会社という名称の合弁会社を設立した。バークレイズは2003年9月30日に、同合弁会社に対してパートナー会社が有する持分のすべてを取得し、この会社はその後、バークレイズ・グローバル・インベスターズ株式会社へと商号変更された。
1997年、バークレイズ・グループは、これまでBZW(当グループの投資銀行部門)の一部であった、国際的な株式業務、株式資本市場業務及びM&A助言業務の売却又は閉鎖を行うことを発表した。日本では、この決定により、1997年に株式業務が廃止された。
残りの投資銀行業務活動(債券売買取引、デリバティブの売買取引、先物、負債性資本市場及び仕組商品)に変更はなく、(ケイマン諸島法人)バークレイズ・キャピタル証券会社東京支店という新名称の下で再構成されている。バークレイズ・キャピタル証券会社東京支店は、東京証券取引所(当初1990年11月承認)、大阪証券取引所(当初1990年6月承認)及び東京国際金融先物取引所(当初1991年2月承認)の会員資格を引き継いでいる。
1998年3月31日、バークレイズは投資信託の委託会社の免許を受け、これにより日本において投資信託業務を行えるようになった。この会社の名称はバークレイズ投信株式会社であった。2004年4月に、バークレイズ・グローバル・インベスターズ株式会社とバークレイズ投信株式会社は合併し、現在はバークレイズ・グローバル・インベスターズ株式会社(バークレイズ・ピーエルシーの間接的100%子会社)となっている。
1998年3月31日、バークレイズ・キャピタル証券会社の大阪支店は閉鎖され、その業務は東京支店に移された。バークレイズ・キャピタル証券会社東京支店は引き続き大阪証券取引所の正会員である。
1999年10月、バークレイズ・キャピタル証券会社東京支店は、株式業務及びエクイティ・デリバティブ業務を再開し、2000年10月以降これを日本国内の顧客にも拡大した。
2000年12月21日、バークレイズ・キャピタル証券会社東京支店は、バークレイズ・バンク・ピーエルシーの(間接的)100%子会社となった。バークレイズ・キャピタル証券会社東京支店は2006年4月末に、その事業の全てを、日本で設立された「バークレイズ・キャピタル証券株式会社」という新設会社に移転し、同社は2006年5月1日付けで同商号の下で事業を開始した。バークレイズ・キャピタル証券株式会社は、バークレイズ・バンク・ピーエルシーの間接的100%子会社である。
最終更新:2008年05月06日 22:21