Microsoft Excel 2010 > リボンのカスタマイズ

2013-12-19 10:07:51 (Thu);

Excel2003以前では、自分で「新規ツールバー」を作って、
よく使うコマンドを追加していたりしましたが、
Excel2007以降ではツールバーがなくなり、リボンやタブになりました。

なのでそのリボンの設定やカスタマイズ方法を記載していきます。


リボンをカスタマイズしたい ~ 其の1 ~

自分好みのタブを追加し、コマンドボタンを配置します。

ファイルタブ⇒オプション⇒リボンのユーザ設定
にて新しいタブを作成し、コマンドをぽこぽこ追加していきます。

作成して見てみたらわかりますが、
アイコンがとても大きいので小さくしたいと思うかもしれません。
でもExcelの設定ではどうやらできないみたいです。

どうしても小さく、
そしてさらにカスタマイズしたいという方は以下へ。


リボンをカスタマイズしたい ~ 其の2 ~

リボンのアイコンの大きさを変えたりいろいろしたい。
いろいろいじって業務効率あげたい、という方はこちら。

①新規xlsxファイルを作成し、custom.xlsx.zip という名にリネームします。
②custom.xlsx.zipを(解凍せずに)エクスプローラで開き「_rels\.rels」というファイルを取得します。
③.relsをエディタで開いて★★部分に追記します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<Relationships xmlns="http://schemas.openxmlformats.org/package/2006/relationships">
<Relationship Id="rId3" Type="http://schemas.openxmlformats.org/officeDocument/2006/
   relationships/extended-properties" Target="docProps/app.xml"/>
<Relationship Id="rId2" Type="http://schemas.openxmlformats.org/package/2006/
   relationships/metadata/core-properties" Target="docProps/core.xml"/>
<Relationship Id="rId1" Type="http://schemas.openxmlformats.org/officeDocument/2006/
   relationships/officeDocument" Target="xl/workbook.xml"/>
★★
</Relationships>

★★に追記する文字(下は改行してますが、実際には改行しなくてOKです)
<Relationship
  Id="customUI01"
  Type="http://schemas.microsoft.com/office/2007/relationships/ui/extensibility"
  Target="xl/customUI.xml"
/>
 ・IDは重複しない任意で記述。
 ・TypeはExcel2010用の名前空間。
  Excel2007の場合は Type="http://schemas.microsoft.com/office/2006/relationships/ui/extensibility"
 ・Targetはこれから作成するカスタマイズ用のxmlファイル。任意でOKです。

④.relsの編集が終わったら、保存して custom.xlsx.zip の戻す。
⑤エディタでcustomUI.xmlを作成し、文字コード"UTF-8"、改行コード"CR+LF"にて保存。
 ※③のTagetに設定した名前と合わせること
⑥customUI.xmlにリボンの情報を記述する。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<customUI xmlns="http://schemas.microsoft.com/office/2009/07/customui">
  <ribbon>
    <tabs>
      <tab id="cusTab01" label="タブ">
        <group id="cusGrp01" label="グループ">
          <button id="Button1" label="ボタン名"
              imageMso="HappyFace" size="large" onAction="ThisWorkbook.RibbonTest" 
          />
        </group>
       
      </tab>
    </tabs>
  </ribbon>
</customUI>
 ・customUI xmlnsはExcel2010用の名前空間。.relsと対応する名前空間じゃなきゃNG。
  Excel2007の場合は http://schemas.microsoft.com/office/2006/01/customui
 ・id系は重複しない任意で記述。
 ・labelは実際に表示される名前。ちなみに UTF-8 じゃないとマルチバイト(日本語)が使えない。
 ・あとはbuttonにお好みで。imageMsoはアイコン、onActionは実行マクロ。

⑦customUI.xmlの編集が終わったら custom.xlsx.zip に戻す。
 ※③のTagetに設定した名前と合わせること。今回は「xl」フォルダ内に配置。
⑧custom.xlsx.zip ⇒ custom.xlsx にリネームし開いてみる。
⑨無事にタブが追加されていたら、名前を付けて保存:ファイルの種類「Excelアドイン (*.xlam)」で保存
⑩保存したcustom.xlamをアドイン格納フォルダに配置。
 ※アドインフォルダの場所は「MsgBox Application.LibraryPath」をマクロ実行すればわかります。
  デフォルトだと「C:\Program Files\Microsoft Office\Office14\Library」
⑪適当なxlsxファイルを開き、作成したcustom.xlamをアドイン登録する
 ※ファイル⇒オプション⇒アドイン⇒設定 で、customアドインをチェックする。


これですべての準備が整いました。
どのエクセルを開いた場合でも自分で作成したタブがリボンに表示されます。

⑥customUI.xmlですが、
自分で追加したいようにお好みでカスタマイズしてください。



リボンをカスタマイズしたい ~ 其の3 ~


まだ未定
そのうち。















最終更新:2013年12月19日 10:07