通夜の席順は、遺体に向かって右側が遺族、左側が弔問客です。

弔問客は先着順に座ります。

通夜は、冬季なら午後六ー八時ごろ、夏季で七時ごろから九時ごろまで。

僧侶によって通夜経があげられ、故人の冥福を祈ります。

読経のあと、通夜の客が順番に焼香して終わりますから、この時間に合わせて弔問に出向きます。

通夜の席では、葬儀とは違ってとくに席順にこだわらないでよいのです。

通夜の席では、僧侶の読経のあと、酒食が供されます。

通夜ぶるまい、という習慣ですが、酒食はできるだけ控えめにすることです。

地方によっては、死者をさびしがらせないためということで、できるだけにぎやかに通夜をするところもあります。

酒が出されるのは、浄めのためとともに、そうした意味もあるのです。

しかし、遺族の気持ちを察すれば、にぎやかにとはいっても、故人の思い出を明るく語る程度にとどめることです。

高橋ナツコ
最終更新:2015年10月08日 13:02