動くエサに誘われて、犬が後足で体を立て、チンチンの姿勢をとったなら「オマワリ」と言い、そのままの姿勢で一回転させます。
一回転したら「ヨシヨシ」とほめてエサを与え、さらに時間をおいて二回転、三回転、なお左右に回り分けることが、「オマワリ」という声のサインだけでできるまで教えます。
これも"オマワリ"と同じく、一歳過ぎてからの犬に教えましょう。
かわいらしい芸で、子犬にすぐ仕込みたいですが、骨に無理がかかります。
後足で体を立て、前足を上げるだけのことでも、四つ足の犬には、バランスをとるのが容易ではなさそうです。
"チンチン"の教え方には、"オマワリ"の始めのところと同じ方法の他にいくつかあります。
その一つは、向かい合った犬に"スワレ"の姿勢をとらせ、その前足を両手で持ち上げ、しばらくそのままの姿勢でいます。
つまり始めのうち、指導者が両手を貸して、チンチンの姿勢を覚えさせるわけです。
以後、経過を見ながら両手の片方ずつ外し、自立させる教え方です。
最終更新:2015年12月08日 10:56