地方の200床規模の病院長として経営に携わっている。

自分自身も女性医師として、家庭と仕事の両立に悩んだ時期もある。

そんなブログ筆者の経験をもとに経営者の立場から女性医師の働きやすい職場というものを考えてみたい。

まず、管理者および社会の理解と意識改革が必要である。

"長時間働く医師"、"常にオンコール態勢で自分の生活より仕事を優先する医師"こそが「最良の医師」という意識の改革である。

確かに「仕事と家庭の両立」のためには子供のための早退や突然の休みが必要となったり、研究や自己学習の時間も少なくなりがちだ。

しかし、その経験は、「病人やその家族に対する共感」、「生活の視点からみる治療」、「感性」など現代の社会が医師に求めているものを育んでくれる。

高橋ナツコ
最終更新:2015年12月18日 12:18