ファックスは電話を使わずに、情報を送ることができるたいへん便利なものです。

ファックスを利用すれば複雑なデータ、図表、分かりにくい文字、地図なども確実に伝えられます。

そのうえ外出しがちな人へ伝言したり、交信記録を残すこともでき、電話の機能を十分に補完してくれます。

田中さんが締切の仕事をかかえ、あわただしく仕事をしていたときです。

突然、商品の出荷状況を表したファックスが送られてきました。

確かに田中さん宛ての名前になっているのですが、発信先の会社名も聞いたことがありません。

念のために、社内にいるもう一人の田中さんにも確認を取りましたが、「私ではない」という返事です。

そこで発信先の会社に電話をしましたが、今度は先方の担当者名が分かりません。

応対に出た人に説明すると、「社内の者に確かめてみます」とのこと。

その後同社からは何の返事もなく、送られてきたファックスは、丸一日も受信者不明で机上に置かれたままでした。

ファックスの送りっぱなしでは、このようなトラブルが起きる可能性があります。

大事な書類や相手に確認いただきたいものについては、送信した旨を電話します。

連絡をする場合は、「これからファックスを送ります」、また「ファックスを五分ほど前に送りましたが、届きましたでしょうか」などと連絡することが必要です。

最終更新:2016年01月07日 10:10