身近な同僚や先輩、直属上司がターゲット。

このあたりの賛同を取りつけた時、最初あなただけのものだったプランは仲間と共有のものとなり、パブリックな力を持ち始める。

次に職場の実力者(お局様を含む)を攻め、プランに関係する部署の人びとを落とし、さらには社内外の専門家や権威者の協力を取りつけてパワーアップをはかっていく。

この頃には、プランはもう一人歩きを始めている。

あっちで叩かれこっちで削られたりして、自分の描いた原型とは大きく様変わりしているかも知れない。

「ひどいワ、徹夜で練った企画なのに!」「なんだよ、これじゃ方向性が変わってるじゃないか」と嘆くことなかれ。

あなたのプランに無残な修正を加えた人物は、つまりこのプランに当事者として参加してくれた人物なのだ。

修正意見を聞き流すことなく、むしろ「主任の意見、こんなふうに盛りこませていただきました」とお礼の報告におもむくくらいの度量がほしいところ。

高橋ナツコ
最終更新:2016年01月22日 14:58