出産祝いにかけつけるのは肉親だけです。
お産のあとしばらくは、産婦にとってはたいせつな休養のときですから、肉親以外のかたは、あまりきていただかないほうがよいでしょう。
生まれるとうれしくなり、すぐ知らせたくなるものですが、肉親以外の親戚や親しい方々へは、追って知らせるように述べたのもそのためです。
知らされた以上は、遠慮するほうがよいと思っても、ついかけつけたくなるのが人情というもので、お見舞いにいっても、まだ赤ちゃんは抵抗力が弱いから、だっこしたり、ほおずりしたりしてはいけません。
それも、女性の場合だけで、男性は肉親以外は行かないのが常識です。
いっても入ロでお祝いを言って、お祝い品をおいて帰るのが作法で、赤ちゃんをぜひ見てくださいといわれたら、ほんのちょっと室に入り、産婦に目で挨拶し、赤ちゃんをほめて、すぐ帰ることです。
高橋ナツコ
最終更新:2017年05月19日 16:57