食堂などのように、テーブルに向かって椅子に腰をかける場合は、椅子の左側に立ち、右手を椅子の背にかけて、心もち持ちあげるようにして後方に引き、右足から椅子の前方に入れて、左足を右足にそろえ、静かに腰をおろしながら、両手を椅子の左右にかけて、静かに前方へ引きよせながら、着席しますが、応接室などでは、椅子は動かさないのがきまりです。

普通は、椅子の左側に立ち、まず、右足を椅子の前方に入れて、左足を右足にそろえ、静かに腰をおろしますが、部屋のつくりや、ほかの椅子との関係で、左側からはいれないときは、右側からはいってもかまいません。

そのときは、まず左足を椅子の前方に入れ、ついで右足を左足にそろえて、静かに腰をおろすわけです。



高橋ナツコ
最終更新:2018年03月16日 13:06