外交やビジネスなどの公式な文書は、必ず世界共通マナーの通りに書かなければいけません。
ですが一般的には、作法の大切さをわきまえた上でなら、アレンジをしてよいのです。
いえむしろ、アレンジできてこそ上級クラスの女性です。
ですから、すべて手紙の書き方の教本の通りにする必要はありません。
ある女性は「年下の方からいただいた手紙の最後に『くれぐれもご自愛ください』とか『ご活躍をお祈りしております』と書いてあるのですが、あまりいい気持ちがしません」
とおっしゃっていました。
たぶん、その女性は、年下の方に見下されているような印象を受けたのでしょう。
このような場合もありますので、「ご自愛ください」のほかにも、「どうぞお体をおいといあそばされますことを心よりお祈り申し上げております」という表現もあることを覚えていらしてください。
「あそばす」は尊敬の言葉ですから、目上の方に使う言葉として申し分ありませんし、女性らしさも伝わるでしょう。
高橋ナツコ
最終更新:2014年04月07日 10:31