贈り物をいただいたら「受け取りました」という報告を兼ねて、早めにお礼を伝えます。

親族などごく親しい相手なら、電話やメールでもいいでしょう。

ですが、目上の方や日頃お世話になっている方には、感謝の気持ちをしたためて、きちんと礼状を出すのが礼儀です。

それも葉書ではなく、封書で出します。

季節の挨拶から始まる手紙には、葉書や電話、メールでは伝わらない、心のひだまで相手のもとに届けてくれる力があります。

贈った相手が満足していることを知ることで、贈り主も心から満足できるのです。

ただし、生ものをいただいたときだけは、すぐ電話をして「おいしく頂戴いたしました」と伝えます。

贈り主は、きちんと受け取ってくれたかどうか気をもんでいますから、手紙よりすぐに連絡のつく電話のほうがいいのです。

また、贈り物の種類によっては、お礼状だけでなく、お返しの品が必要な場合もあります。

「半返し」といって、いただいた品物の半額ぐらいを目安に、お返しの品を選びます。

また、お返しでいただいた物には、礼状を出す必要はありません。

高橋ナツコ
最終更新:2014年07月08日 10:09