おじぎは、ふだんからやりなれているとはいえ、正しいおじぎをしているかどうかは疑問です。

目上の人を訪問した場合、どういうおじぎをするかであなたのマナーが判断されますから、正しいおじぎをぜひ知っておきましょう。

おじぎといっても、場所や相手によって方法はいろいろです。

ふつうは手を前につき、ひじをたたみにつけず、上体を30度くらいに傾斜する程度でいいでしょう。

呼吸のしかたは頭をさげるときに吸いこみ、さげながら吐き、下でいったん止めて頭をあげるときに吸います。

目は相手に向けず、たたみを見ながら頭をさげます。

おじぎの前後は相手の目を見ます。

背すじをのばすことも重要で、背中がまがっていれば、頭をさげたときにみっともなく見えてしまいます。

洋間でのおじぎは、オフィスでの場合と同じです。

いずれの場合も頭をあまり早くさげず、ゆっくりさげることがポイント。

上半身全体を折りまげるようにすれば、ゆっくりきれいなおじぎになります。

高橋ナツコ
最終更新:2014年09月12日 10:01