左手で字を書くときのように初心に戻っていることを、私たちは体験ずみです。

そんなとき、口ごもってしまって能力低下をきたしている自分自身を。

けれど実は精いっぱいの気持ちで話しているのです。

そのときのひたむきさ、懸命さ、という大事なエッセンスが人の心を打つものではないでしょうか。

反対に心が働いていないとき。

めんどうくさかったり、疲れていたり、気が進まなかったり、見くぴったり、習慣で反射的に物を言うというようなとき。

そのときは自分にとって赤信号ですね。

気づかないで、自分の輝きや、やさしさ、魅力といったよいところが出なくなって、今まで蓄えてきたせっかくの徳というか人格の格が出ていかないばかりか、くもってしまいます。

高橋ナツコ
最終更新:2015年01月16日 13:58